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差別なき社会を 「 ハンセン病」元患者が辛い経験語る【徳島】(徳島県)



ハンセン病について正しく理解してもらおうと6月9日、元患者や支援団体などが講習会を開き、かつての辛い経験などを語りました。

9日の講習会は、ハンセン病への正しい理解を広め差別をなくそうと、県ハンセン病支援協会などが開きました。

会では、100人を超える参加者が、ハンセン病は薬で完治することや、完治した人からは感染しないことなどを学びました。

このあと、国立療養所大島青松園の入所者自治会長を務める、元ハンセン病患者・森和夫さんが講演を行い、病気が治ったにもかかわらず、当時の「らい予防法」により隔離され、故郷へ帰れず辛かったと自らの経験を語りました。

(徳島県ハンセン病支援協会・徳山富子 会長)
「病気であろうと、どのような状況であろうと、人として尊敬される」
「そのような社会になってほしい思う、それがすべての人の幸せに繋がると」

参加者は、森さんらの話に熱心に耳を傾け、差別なき社会に思いをはせていました。

(06/09 18:16 四国放送)

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