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「備蓄米」 県内で販売はじまる 開店前には長蛇の列【徳島】(徳島県)



随意契約によって調達された「備蓄米」の販売が、県内でも6月12日からいよいよ始まりました。

5キロ2000円前後という安さを求め、北島町の大型ショッピングモールには、朝から多くの人が長蛇の列を作りました。


■開店前に「長蛇の列」

北島町鯛浜のフジグラン北島。

■「5キロ入り500袋」を用意

こちらで12日から販売が始まったのは、随意契約によって調達した「2022年度産の国産備蓄米」です。

11日、午後3時ごろ入荷しました。

■1袋2138円(税込)

価格は1袋5キロ2138円、今回の入荷は500袋、総量2500キロです。

販売開始に先立ち、メディア向けに試食会も行われました。


■「気になる味は?」記者が試食

(記者)
「色味や米粒の大きさ、そしてツヤなどにあまり違いは感じられませんが、匂いの方は少しもち米のような匂いがします」
「米粒は少しかたいものの、食感がしっかりとしていて、普通のお米と変わらずいただくことができます」

一方その頃、店の外では。

■「整理券」配布で対応

(記者)
「開店1時間前を迎えました、こちらの店頭には160人もの人が列をなしています」

店先には購入に必要な整理券を求めて長蛇の列が。

備蓄米の注目度の高さがうかがえます。

(備蓄米を買いに訪れた人)
「絶対きょう、買うたろうと思てたから」
「(備蓄米販売は)助かる」

開店30分前。

ひと家族につき1枚の条件で、整理券の配布が始まりました。

列の先頭にいた79歳の男性は。

(記者)
「何時ぐらいから並ばれていた?」

(先頭の男性・整理券番号1)
「5時前です、石井町から来ました」
「娘にやろうと思って、きょうは買いに来たんです」

(フジグラン北島・伊藤弓子 店長)
「ただいまより、開店いたします」

午前9時。

ついに備蓄米の販売がスタートしました。

開店1分前には、500枚の整理券すべてが配布終了。

■午前9時 ついに備蓄米の販売スタート

特設コーナーで約200人の従業員が、500袋の備蓄米を購入者へ次々に手渡していきました。

(備蓄米を購入した人)
「5人家族で結構消費もはやいし、買えるなら買おうかなっていう」
「テレビでも美味しくないとかいう感じではないので、とりあえずお腹いっぱい食べられたらいいかなっていう」

(備蓄米を購入した人)
「(備蓄米が)いつ出るかいつ出るかと思って待ってた」
「(買えて)よかったです。ちょうどお米、もうあと少しで切れるところだったから、助かりました」

■今後の販売予定は?

フジグラン北島によりますと、10日の午後に販売を発表して以降、販売場所や価格などについて問い合わせが11日だけで、約50件あったということです。

(フジ香川 徳島店舗運営本部・加納敏男 副本部長)
「価格に対しては非常に敏感になられてますので、われわれとしてはお客様に対して、お求めやすい価格で提供するっていうことが、やっぱり大事だと考えております」
「味に対してもわれわれも食べましたけれども、非常に美味しく召し上がらせていただきましたので、安心してお客様に提供させていただける商品だと思っております」

フジによりますと、北島店での追加販売は現時点で未定ですが、マルナカやザ・ビッグなど、フジが県内に展開する35店舗で、6月中旬以降の販売を目指すとしています。

また、ドラッグストアコスモスでも12日、午前10時から県内にある38すべての店舖で、それぞれ5キロ40袋が1980円で販売されましたが、午前中にほとんどの店舗で売り切れたということです。

(06/12 18:16 四国放送)

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