■さらば名将 初代HC・ベリー氏が語った徳島への想い【徳島】(徳島県)
4月22日に退団が発表された、徳島ガンバロウズのデマーカス・ベリーさん。
徳島にバスケ文化をもたらした初代ヘッドコーチに、チーム立ち上げの苦労や、徳島への想いを語ってもらいました。
(徳島ガンバロウズ初代HC・デマーカス・ベリー氏)
「こんにちは元気ですか」
(森本アナウンサー)
「元気です、よろしくお願いします」
退団が発表された翌日の4月23日、インタビューに応じてくれた徳島ガンバロウズの初代ヘッドコーチ、デマーカス・ベリーさん。
チームの立ち上げから2シーズン指揮をとりましたが、契約満了となりました。
(デマーカス・ベリー氏)
「徳島のみなさんがこの2年 、わたしや家族を迎え入れ、交流してくれ」
「徳島の地は、心の奥底に深く残りました」
(2023年7月フォーカス徳島出演時のデマーカス・ベリー氏)
「みんなをわくわくさせるバスケをやりたい」
「ハイスコアな高得点なバスケをやりたい」
2年前、徳島に来たばかりの頃こう話していたベリーさん。
今だから話せる当時の苦労は。
(デマーカス・ベリー氏)
「チーム立のち上げは、非常に難しいことだった」
「とてもやりがいもあることで、ザックGMと力を合わせて、うまくいくと信じてやっていた」
「立ち上げで人件費も限られ、環境も整わず難しかった」
「この困難を選手やコーチたちに『絶対に言い訳にするな』と伝えていた」
「みんなが一生懸命やってくれたから、強いチームになれた」
その言葉通り、1年目はリーグ戦で5位に入り、プレーオフ進出。
しかし準決勝で敗れ、あと1歩というところでB2昇格を逃しました。
迎えた2年目の今シーズン。
「進化」を掲げたチームは大いに苦しみました。
主力のドーソンやコームズがケガで離脱し、泥沼の9連敗を喫します。
それでも最後は怒涛の巻き返しで、25勝27敗の9位。
プレーオフラインの8位と同率ながら、直接対決の結果が運命を左右し、プレーオフ進出はなりませんでした。
(森本アナウンサー)
「2年目、悔いはないか?」
(デマーカス・ベリー氏)
「何も悔いはない、逆境に立ち向かうことが成功へとつながる」
「今季、思うような結果は出なかったが、だからと言って『失敗ではない』」
「自分自身や選手たちにも、そう奮い立たせてきた」
「自分自身コーチとして、人として、より成長できたと感じた」
「選手たちにもうまくいかなくても、より成長していこうと伝えて続けてきた」
この2年間何よりも大きかったのは。
徳島に「バスケットボールカルチャー」が生まれたこと。
今シーズンホームゲームの入場者数は、1試合平均1557人。
1年目の1297人から増加し、徳島に「バスケを見て楽しむ」文化が根付きました。
(森本アナウンサー)
「徳島のバスケットの扉を開いてくれたのは、ザックGMやデマーカスだと思います」
(デマーカス・ベリー氏)
「『いかにこの街にプロバスケ文化を築けるか』とザックGMとともに取り組んできた」
「結果、みんなの力で、街にプロバスケ文化の土台を作りあげることができて光栄です」
(森本アナウンサー)
「ガンバロウズやブースターに対して一言お願いします」
(デマーカス・ベリー氏)
「チームを率いる機会をいただけ感謝している」
「ザックGM・クラブ・オーナーたちそしてみなさんに感謝しかない」
「機会をいただいた時から全力で取り組んできて、成功へとつながったので感謝している」
(04/28 18:45 四国放送)
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