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県内で「備蓄米」いつ買える? 各店の入荷情報を総力取材【徳島】(徳島県)



収まる気配を見せない「令和のコメ騒動」ですが、随意契約による備蓄米の販売が全国で広がりを見せています。

この「随意契約」、おさらいすると…。


なぜ「随意契約」?

これまでは、一般競争入札で価格が決まっていました。

一番高い値段を提示した業者に売られるわけですから、店頭価格も高くなります。

ところが、今回の「随意契約」は、国があらかじめ値段を決めて、申し込みのあった業者に売る仕組みです。

当然、店頭価格も抑えられます。

今、県内の備蓄米のめぐる動きはどのようになっているのでしょうか。

現状を取材しました。

県内の備蓄米は?

徳島市住吉5丁目にあるコープ住吉。

(記者)
「こちらの店頭一般競争入札によるお米は並んでいるものの」
「随意契約による備蓄米については、未だ入荷未定となっています」

並んでいたのは?

この日、入荷したのはこれまで通り一般競争入札で確保した、2023年度産の備蓄米。

価格は5キロ、3500円ほどです。

こちらの店舗では、約250キロ分が、週に1、2回入荷するといいます。

5キロ2000円台といわれる随意契約の備蓄米と比べると、いくぶん割高ではありますが…。

(とくしま生協コープ住吉・河野徳 店長)
「(一般競争入札の)備蓄米のほうが50袋ほど入って来たということで、陳列させていただいていますが」
「おそらく、きょう、明日中には売り切れるのではないかなという風に考えております」

備蓄米の入荷予定は?

では、より価格が安くなると見込まれる随意契約による備蓄米の入荷予定は?

(とくしま生協コープ住吉・河野徳 店長)
「申し込みの方はさせていただいておりますが、まだ具体的な返答が返ってきておりませんので」
「できるだけ早くお届けできるように、努力しているところであります」

こちらでは、一般競争入札のものより1500円ほど安い、5キロ約2000円での販売を予定していますが、入荷のめどはたっていません。

終わらない「令和のコメ騒動」に消費者からは諦めの声が。

(買い物客)
「(価格高騰は)しょうがない。今の小泉農林水産大臣ですか、一生懸命やっとるけんね、妥当じゃないですか」

(買い物客)
「古いお米は入荷待ちで、徳島には入って来てないでね」
「安いお米が入ったら、家計にだいぶ負担が少なくなるけんね」

随意契約の備蓄米は、いつ、いくらで売られるのか。

県内に展開する、大型小売店各社に聞いてみました。

大型の小売店は・・・

それによりますと、フジグラン北島には6月12日に入荷予定、イオンは入荷未定ですが、ともに5キロ2138円で販売します。

ゆめタウンは入荷時期・価格ともに未定です。

コンビニ各社は・・・

一方、コンビニでは、2キロ以下のコンパクトサイズでの販売が多く、ローソンが6月14日から「2キロ756円」、ファミリーマートが6月下旬から「1キロ388円」で販売予定です。

セブンーイレブンでは6月17日から、「2キロの無洗米を775円」で販売する予定です。

ディスカウントストアなどでは・・・

スーパーなどでは、コスモスが近日入荷予定で1980円、ほかは入荷未定か調整中で、5キロ2000円前後との回答でした。

値段はもちろん、その味も含めて注目が集まる随意契約の備蓄米。

県内で流通し、私たちの食卓に並ぶ日もそう遠くないのではないでしょうか。

(06/10 18:17 四国放送)

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