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寺や川で清掃活動 阿波銀行の新人研修【徳島】(徳島県)



2025年春に阿波銀行に入行した新入行員が、4月23日と24日の2日間、徳島市などで清掃活動などの研修に取り組みました。

上板町の安楽寺で4月23日に行われた活動は、お遍路の歴史や文化に触れて幅広い視野で仕事に取り組んでほしいと、阿波銀行が新入行員研修の一環として企画しました。

安楽寺の畠田・前住職から、自分の意見や判断をもち周りに流されることなく、行動できるようにと法話がありました。

(安楽寺・畠田 前住職)
「四国88か所はですね、どこか一つの目的地があるかと言ったらですね、目的地はないんですね」
「空というのは一つの目的地がないということ」
「目的地がないということは、すべてを肯定することに繋がる」

このあと、新入行員たちは境内の落ち葉を拾い、雑草を抜くなどの清掃活動を行いました。

それが、お客様目線に立つ銀行員に、つながるとの思いで取り組みました。

(新人行員・川原十和さん)
「お遍路さんのために境内を清掃することができて、とれも晴れやかな気持ちになりました」
「これからの銀行員生活でもお客様の気持ちを考えて、行動できるようになりたいと思います」

訪れたお遍路さんたちに接待も行いました。

この季節、外国からの遍路も数多く見られます。

(新人行員)
「調子はどうですか?水や飴はいかがですか?」
「藍染のハンカチを渡しているので、よければどうぞ」

藍染のハンカチは、新入行員が自分たちで染めあげました。

配った飴には、メッセージが添えられていました。

(新入行員)
「自分たちが書いたメッセージ付きの飴や」
「今日染めた藍染のハンカチをお渡しすることができたので、とれも嬉しかったです」

(記者)
「これからの行員生活に役立ちそうですか?」

(新入行員)
「はい、徳島の知識が増えたので、役立つと思います」

(新入行員)
「阿波銀行は恕の精神を大切にしているので、今日のゴミ拾いをすることで」
「改めて再確認・再認識することができました」

4月24日の研修は、藍場浜公園に新しい花を植えるための花壇の手入れと、新町川の清掃です。

(新町川を守る会・中村英雄 会長)
「みんなで綺麗な町を目指して頑張っていきたい」
「続けることが10年、20年、30年、100年と続いたら、これが徳島の大きな文化になる」
「徳島きたら違うなと。国道はきれい、川はきれい山はきれい、そのように地域づくりをやっていきたいと思っている」

新入行員たちは、新町川に浮かんでいるペットボトルやレジ袋などを網ですくい集めていきます。

船で近付いていきますが、網が届きません。

躊躇なく川底に飛び降ります。

そして、手で生ごみを回収しました。

およそ1時間の清掃活動で、60リットルのポリバケツがゴミでいっぱいになりました。

(新人行員)
「一見きれいに見える川ですが、近付いてみないと、ゴミが落ちていることに気付かないことがわかりました」

新入行員たちは2日間の研修を通して、地域への貢献をはじめ、いろいろなことを学んでいました。

(04/24 18:45 四国放送)

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