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「崩れけさ固め」で金メダル 柔道・世界選手権で嘉重選手(藍住出身)が初優勝【徳島】(徳島県)



県内初の快挙です。

ハンガリーでおこなわれている柔道の世界選手権で、藍住町出身の嘉重春樺選手が見事、初優勝を果たしました。

ハンガリーのブダペストで6月13日から行われている、柔道の世界選手権。

嘉重春樺選手は16日、日本代表として女子63kg級に出場しました。

嘉重選手は藍住町出身の25歳。

藍住中学校から県外の高校、大学と経て、現在は社会人選手として活躍しています。

2025年2月に国際大会で優勝し、県出身選手としては、初めて世界選手権に出場しました。

嘉重選手は得意の寝技で勝ち上がり、迎えた決勝。

2021年の東京オリンピックで銅メダルを獲得した、カナダのピナール選手と対戦しました。

試合時間残り3分。

ピナール選手から寝技を仕掛けられピンチを迎えます。

(柔道女子63kg級・嘉重春樺 選手)
「パワーもある選手だったので、危ないかもと思ったが」
「私も(寝技)得意なので、自分のチャンスがくるまでしっかり粘った」

ここはなんとかしのぎきり、相手にポイントを与えません。

対する嘉重選手は試合終了間際、抑え込みを狙いますが、これはポイントとはならず。

両者譲らず、決勝は延長戦へ突入します。

迎えた延長30秒すぎ、嘉重選手が得意の返し技を仕掛けました。

(柔道女子63kg級・嘉重春樺 選手)
「1回のチャンスで決めきれるよう、常に意識してやっている」

「崩れけさ固め」で有効を奪い、優勢勝ちで見事、優勝を果たしました。

世界選手権で優勝したのは、嘉重選手が県内で初めてです。

(柔道女子63kg級・嘉重春樺 選手)
「1番の目標はロス五輪で優勝すること、国内で最近負けているので」
「国内、国外でも勝って、ロス五輪につなげられるよう頑張る」

(06/17 18:15 四国放送)

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