■目指すは「全国高校駅伝・都大路」 城東高校に女子駅伝チーム誕生!【徳島】(徳島県)
社会人ならニューイヤー、大学生なら箱根、そして高校生たちの駅伝の聖地が、12月の全国高校駅伝、都大路です。
城東高校の陸上部に2025年の春、新たに女子駅伝チームが誕生しました。
たった2人から始まったタスキの物語です。
城山の外周を走っているのは、城東高校陸上部の女子部員たち。
目指すは12月の全国高校駅伝、都大路です。
2025年の春、新たに1年生5人が加入。
先頭を走る2年生2人には、まさに念願の新入部員でした。
(城東高校陸上部2年・立石里央菜さん)
「徳島駅伝で駅伝の良さを前から知っていて、城東高校という部活のメンバーで駅伝出てみたい」
(城東高校陸上部2年・近藤桜菜さん)
「中学校の時から駅伝に出ていたが、全国には出られなくて、高校で立石さんと一緒の学校になって都大路に行きたい」
「あ・え・い・う・え・お・あ・お」
立石里央菜さんと近藤桜菜さん。
これまで城東の女子陸上部で、長距離選手はこの2人だけでした。
これでは個人種目には出られても、駅伝には出られません。
(城東高校陸上部2年・立石里央菜さん)
「個人で成績を残して城東高校に入って、私たちと『一緒に陸上したい』って、思えるような子が増えたら良いと個人種目がんばっていた」
そう、個人では2人ともすごいんです。
2024年の県総体、立石さんが1500mで1位。
近藤さんは800mで3位。
4月の大会で立石さんは、800mの大会新記録をマークしました。
そんな姉の背中を追って立石さんの妹、沙里菜さんは陸上部の門をたたきました。
(立石さんの妹1年・沙里菜さん)
「『姉が』城東に入って、メンバー集めたいと話していたのを聞いた」
「絶対入って、姉妹でタスキリレーしたいと思った」
(城東高校陸上部2年・近藤桜菜さん)
「みんなで城東高校入って、一緒に都大路・京都へ行こうと声をかけた」
2人は中学生の大会へと足を運び、必死の思いで呼びかけました。
その結果、2人の夢に共鳴した5人が都大路という大舞台に挑戦するため、城東高校へとやってきたのです。
(城東高校陸上部・鈴木有二 顧問)
「そう、足首とヒザ固める」
「全くできなかった体幹トレーニングとか、最初は立てなかった」
「1年間コツコツ努力して動きも良くなって、努力のたまもの」
「試合の時に中学生に声をかけたり、まず本人たちが陸上がすごい好き」
「とにかく向上心を持って、明るく楽しく毎日陸上に取り組んでいる」
「そういう姿を見てくれて、集まってくれたのかな」
(城東高校陸上部1年・工藤穂暖花さん)
「私自身、中学時代全国出場して、高校でも全国行こうと誓って」
「城東高校には素敵な速い先輩2人と、同級生にも速い人が居て『このメンバーなら全国行ける』と城東選んだ」
高校駅伝のメンバーは5人。
補欠なども考えると7人という数字は、ようやくスタートラインに立ったというところです。
城東高校の「神セブン」が走る都大路への長い道のり。
レースはまだ始まったばかりです。
創部1年目でどこまで行けるのか、城東高校女子駅伝チームのこれからに注目しましょう。
(04/28 18:45 四国放送)
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