■「廻り踊り」17年ぶりに奉納 疎開児童16人が亡くなった真光寺【徳島】(徳島県)
戦時中、疎開してきた小学生16人が火災によって亡くなった、つるぎ町の真光寺で6月12日、17年ぶりとなる「廻り踊り」が奉納されました。
つるぎ町貞光の真光寺では、太平洋戦争末期の1945年1月29日、大阪・南恩加島小学校から疎開していた16人の児童が、火災によって亡くなりました。
翌年、犠牲者となった16人を弔おうと「十六地蔵尊」が建てられ、毎年供養が行われています。
12日は、その大阪・南恩加島小学校から6年生43人が修学旅行で真光寺を訪れ、地元・貞光小学校の6年生18人とともに「十六地蔵尊由来記」の音頭に合わせて「廻り踊り」を奉納しました。
戦後80年の節目の年にと、真光寺の井村淳海住職が両校や供養会などに声をかけ、17年ぶりに実現しました。
(貞光小学校の児童)
「南恩加島小学校のみんなとの、絆を深められたし」
「廻り踊りをみんなでできたので、とても嬉しかったし楽しかったです」
(南恩加島小学校の児童)
「これからもずっと、2度と戦争が起きないように、平和を祈りながら踊りました」
「十六地蔵さんの、16人の思いを胸に、みんなで一緒に踊りました」
その後、交流も楽しんだ子どもたちは、戦争のない平和な社会を改めて誓いあっていました。
(06/12 18:17 四国放送)
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