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活動から約10年“農作物ファン”と“サポーター”の獲得にも成果 福島ユナイテッドFC農業部(福島県)



福島の高品質な農産物をPRするサッカー福島ユナイテッドFC農業部の活動が今年も始まりました。

選手・スタッフ自らが活動を行う福島ユナイテッドFC農業部が、今年も始動し、農業部部長の樋口寛規選手が、各選手に対しアスパラに桃、ぶどうや米などそれぞれの担当が割り当てられました。

■福島ユナイテッドFC農業部 部長 樋口寛規選手
「ここに来るまでフルーツはそこまで好きではなかったが、こっちにきて桃がおいしい、なんでもおいしい。よりそういう人を全国で増やしていきたい」

福島ユナイテッドFCの農業部は、2014年から風評払しょくを目指し始まり、いまは、地域密着や福島の魅力を全国に発信する活動にまで展開しています。

24日は選手らが喜多方市と須賀川市に別れ、須賀川市の渡辺果樹園では照り付ける太陽の下、洋梨の品種「ル・レクチェ」の人工交配の作業に選手が参加しました。

■ル・レクチェ課長 藤谷匠選手
「正直ル・レクチェという果物を知らなかったが、だからこそ広めていきたいと立候補した。おいしいル・レクチェができるように愛情込めてやってます」

農業部が作った野菜や果物は、3月1日に神奈川県川崎市で行われた約2万2千人が来場の明治安田J1リーグの試合会場でも販売。県外でも福島の魅力を伝えています。

そのかいあって、農業部が作る野菜や果物が届く「定期便」は首都圏を中心に年々注文が増えているということです。さらに…!

■渡辺果樹園 渡辺佳子さん
「(福島ユナイテッドの試合を観に行くきっかけは?)きっかけは選手がフィールドでどういう風にやっているのか実際に自分の目で観てみたくて 私たちは農作業している彼らしか知らなかったので」

農業部の活動を通して関わった人たちが今度は逆に福島ユナイテッドの試合観戦に来る。2014年から始まった地域密着の活動が成果を出し始めています。

選手たちは月に1回程度の頻度で活動し、摘果や収穫、梱包まで行い、福島の農産物の魅力をPRしていくということです。


(04/25 18:48 福島中央テレビ)

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