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金賞受賞数日本一を誇る福島の日本酒 移動中も土産にも…もっと気軽に!福島7銘柄カップ酒(福島県)



全国新酒鑑評会で、9回連続で金賞の受賞銘柄数が日本一に輝いた福島の日本酒。2023年、2024年と日本一の座を逃しましたが、2025年、再び日本一に返り咲きました。

いまや、全国にファンも多い福島の日本酒。一方で、全国の酒処と激しいブランド競争を繰り広げている現実もあります。

福島県産品振興戦略課 鈴木隆広さん「兵庫県とか新潟県とか日本酒といえばという地域があるので、競争は非常に厳しい状況にある。さらに、みなさんに認知してもらえるように努力する必要がある。」

そこで、始まったのが…日本酒好きには、どこか懐かしい…県や県酒造協同組合、JR東日本とで開発したのが、県内7銘柄のカップ酒。

これは、2026年行われる、JRグループの大型観光キャンペン=「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に向けた取り組みの一環でカップ酒は、福島駅や郡山駅など県内の駅構内の、コンビニエンスストアで販売されています。大きな瓶を持って帰るのが難しい、観光客や出張客にとっては、利便性が増しそうです。

福島県産品振興戦略課 鈴木隆広さん「旅もそうですし、仕事で移動するときも新幹線、電車、そういったものを使うことも多いかと思う。その時に気軽に楽しめるカップ酒という形は非常に楽しみやすいと思う。」

プロジェクトに参加した酒蔵でも反響は上々のようで…。

曙酒造 鈴木孝市代表取締役社長「曙さんの天明のカップ酒買いましたよ。SNSなどでタグ付けをして頂いて、とてもおいしかったとご意見を多く頂いている。」

手軽に味わってもらえることで、ファンも増えているそうですが、酒蔵にとっては蔵のある街を訪ねてもらう≠サんな期待もあるようです。

曙酒造 鈴木孝市代表取締役社長「まず福島に降り立ったら、このカップ酒を飲んで頂いて福島の酒を知って頂く。各地に移動して頂くとそれぞれの蔵があって、応援してくれる酒屋さん、飲食店があるので、日本酒をより消費して頂くような機会になると楽しみにしております。」

ちなみにカップ酒には、二次元コードがあり、ここを読み込むと…酒蔵の紹介ページにつながり、列車でお酒を楽しみながら、見ることもできます。

カップ酒という、福島の日本酒の新たなブランド戦略。さらなるファンの獲得につながるでしょうか。

(06/10 20:00 福島中央テレビ)

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