■「ほめて、ほめて、ほめて」部員確保が課題となるなか令和の野球指導法とは・福島県(福島県)
「国民的スポーツ」とも呼ばれる野球ですが、その競技人口は年々減り続けていて、少年野球チームの存続にかかわる課題となっています。
そうしたなか、いわき市の少年野球チームが部員を確保するために意識したのが指導の仕方を変えるというもの。令和の「野球の指導方法」に注目します。
野球の競技人口が減り、少年野球チームの部員確保が課題となるなか、いわき市の軟式野球チームが取り組んでいるのが…。
■常磐キッズ早坂浩コーチ
「そう!そう!100点、100点」
「常磐キッズ」の指導方法は、子どもたちを「ほめる」というもの。
■早坂浩コーチ
「叱るだけでは子どもたちには伝わらないのでちょっとでも前進するようなとこがあったら、ほめてほめて、ほめて」
チームのコーチ陣はこれまで、子どもたちのミスを「怒る」といった厳しい指導をしていましたが、子どもたちにとってみれば「野球離れ」の原因にもなっていたそうです。
そこで、意識しているのが子どもたちをほめて「野球の楽しさを知ってもらう」指導法でした。
■早坂浩コーチ
「できるかできないではなく相手を考えてしっかり投げてあげなさい」
キャプテンの片倉結翔くん。思うようなプレーができず、悔しくて泣きだしてしまいました。
そんな時は…
■早坂浩コーチ
「悔しがることは一番大事なことなので、そのままにしないように、これはいいチャンスですから。ピンチをチャンスに変えましょう」
前向きな言葉で後押しします。
■片倉結翔くん
「人数はちょっと少ないけど、こうやってみんなで楽しくやっていけてうれしいです。将来(の夢)はプロ野球選手です」
もちろん、いつも褒めているわけではありません。
■バッティング指導での早坂コーチ
「もっと前、左足の前でとらえろ、左足の前で」
ひとりよがりな行動をしたときやケンカをしたときは、きちんと叱り育てていきます。
■稲川幸之助くん(小3)
「(コーチたちは)優しい教え方、怖い時もあるけれど教えてくれるところがいい」
■早坂浩コーチ
「社会に出ると悔しいこと、苦しいこと、切ないことがたくさんあります。野球を選んで、このスポーツで強い大人になってくれたらと思っています」
「厳しく叱る指導」から「ほめる指導」へ。
野球の指導の仕方も大きく変わろうとています。
(04/28 19:04 福島中央テレビ)
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