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“梅雨”の由来とも?会津美里町で特産「高田梅」を収穫 雨のシーズンを迎える準備も(福島県)



会津美里町では、地元の特産「高田梅」が収穫の時期を迎えていて、農家の人たちが作業に追われています。梅の収穫が始まると、梅雨ももうすぐだなという感じがしますが、郡山市では雨のシーズンを迎える準備が進められました。

会津美里町にある農園、「会津美里農研」です。12日から、特産の高田梅の収穫作業がはじまりました。

農園によりますと、ことしの高田梅は、豊作の表年にあたったこともあり、例年よりも1サイズ小ぶりな実が多いということです。

会津美里農研・代表 佐藤 明さん「暑くなったら、みなさん汗をかきますので、この梅で塩分とアミノ酸を補給していただいて過ごしていただければ」

高田梅の収穫作業は、来週いっぱいまで続くということで、生梅のほか梅漬けなどにも加工し販売されます。

諸説ありますが、「梅雨」の由来は梅の実が熟すころに雨が降るからとも言われています。日本気象協会によりますと、福島県を含む東北南部は14日にも梅雨入りするとみられています。

ただ、全国に目を向けてみますと、九州北部では、梅雨入り早々に「線状降水帯」が発生。幸い、大きな被害はありませんでしたが、雨のシーズンへの備えは、私たちも他人事ではありません。

こうしたなか、郡山市の「古川ポンプ場」で行われたのは、雨水を川に放出する設備の点検。

「雨水ポンプ」と呼ばれるこの設備は、大雨の時に力を発揮するもので、街なかにたまる雨水を吸い取り、川に放出することで、浸水被害を防ぐのに役立てられます。

郡山市上下水道局 古川幸市 さん「大雨が降った時の緊急的な排水の対応にあたる施設ですので、道路の冠水や道路の浸水、そういった被害の軽減が期待できる施設です」

12日は、市の職員がこうした設備が正常に機能するかを確認しました。「雨水ポンプ」は市内に6か所設置されていて、市は今後も、月に2回ほど点検を行い、雨への備えを万全にしたい考えです。

(06/12 19:13 福島中央テレビ)

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