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■福島市で条例施行後初｢ごみ開封調査｣改善が見られない場合はｳｪﾌﾞｻｲﾄで氏名や住所の一部を公表(福島県)

福島市で話題の条例となった悪質な違反ごみの袋を開けて調べる｢開封調査｣が11日､条例施行後､初めて行われました｡袋を開けてみると､中からは一緒くたになったごみの数々｡市は､改善が見られない場合､ｳｪﾌﾞｻｲﾄで氏名や住所の一部を公表することにしています｡

ついに､ごみの袋が開けられました｡中から出てきたのは､ﾃｨｯｼｭや生ごみといった燃やせるごみだけではなく､福島市では｢資源ごみ｣に分類されるﾌﾟﾗｽﾁｯｸやﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙも｡正しく分別されていないようです｡よく見ると｢開封調査｣のｼｰﾙが貼られています｡

福島市では長年､不法に捨てられた事業系のごみや正しく分別がされていない家庭ごみが問題となっています｡市は､こうした｢違反ごみ｣を開けて捨てた人を特定する条例を施行し対策に乗り出しています｡

6月3日の事前調査では､｢違反ごみ｣がごみ捨て場で見つかり､市は､ごみの開封を予告する｢警告ｼｰﾙ｣を貼っていました｡ただ､5つのごみが1週間放置され続けたというのです｡

そこで､11日､市の職員が段ﾎﾞｰﾙに入ったごみを開封し､捨てた人の手がかりを探しました｡

福島市の課長｢個人が特定できたもの､荷物の配送票､電気料金の内訳表が確認できましたのでこれから写真撮りたいと思います｣

5つのごみのうち2つからは､個人を特定できる配送票などが見つかり､市は来週にも､違反者に対して､対面で指導することにしています｡

福島市役所ごみ政策課根本裕史課長｢きれいで美しい福島を次世代に残すということを大きな目標として掲げております｡引き続き分別の徹底､適正排出にご協力をお願いしたい｣

市の指導や勧告に従わず3回目の開封調査で同じ人物が違反者と確認されれば､市は氏名や住所などをｳｪﾌﾞｻｲﾄで公表する方針です｡

(06/11 18:37 福島中央ﾃﾚﾋﾞ)

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