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「下水道機能の停止ということがないように…」相次ぐ道路陥没事故“下水道管の老朽化”調査・福島(福島県)



全国的に相次いでいる道路の陥没事故を受け、その原因の1つとなる下水道管の老朽化を確認する調査が行われました。

2025年1月、埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故。その後も同じような陥没事故が全国各地で相次いでいます。

主に、道路下の下水道管の老朽化によって引き起こされているとみられていて、国はリスクの高い下水道管を重点的に調査するよう自治体に求めています。

それに該当するのが郡山市にあるおよそ10キロの下水道管で、きょう県の職員による調査の様子が報道陣に公開されました。

■平瀬史敦 記者
「こちらの浮遊式のカメラを使って下水道管の中の状態を調査するということです」

調査に使われるのは、小型のカメラを付けた装置で、県の職員が13メートル下の下水道管に投入し、内部の様子を撮影することで中の状態を確認します。

こちらの映像は、同じ区間で行った際の2024年の調査の様子です。
こうした映像をもとに、下水道管の損傷や腐食を見つけるといいます。

■福島県 県中流域下水道建設事務所 住谷 賢さん
「大規模な道路陥没、または陥没による下水道機能の停止ということがないように。しっかり今の状況を確認して参りたいと思います」

撮影した映像は後日、国や専門家が確認し、異常があった場合は、より道路陥没のリスクともなる道路下の「空洞化」の調査を行うということです。

(06/17 18:53 福島中央テレビ)

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