■秋田市の沼谷市長がJリーグとスタジアム整備について初めて意見交換 Jリーグは新設・既設の改修いずれも受け入れる考え示す 沼谷市長は市の方針に理解が得られたとの認識(秋田県)
秋田市の沼谷市長は、Jリーグのトップ=チェアマンとスタジアム整備について初めて意見を交わし、リーグ側から、必ずしも施設を新しく建設することが必要になるわけではないとの考えを伝えられたと明かしました。
沼谷市長は、既存の施設の改修も検討していることから、市の方針に理解が得られたとの認識です。
就任からまもなく3週間となる沼谷市長が上京するのは、今回が2回目。
JR東京駅近くにあるJリーグのオフィスで、トップとの面会に臨みました。
北嶋記者
「きょう何を伝えたいですか」
沼谷市長
「ずっと選挙期間中も含めてお話をしてきた、新設と改修を並行してということについてしっかりとお話をしてきたいと思います」
沼谷市長が会ったのは、去年、秋田を訪れた際に穂積前市長と面会した野々村芳和チェアマンで、前の市長からは、スタジアムを新設する方針を伝えれられています。
面会は、Jリーグ側の意向で、すべて非公開となり、秋田市の職員が撮影した写真のみが公開されました。
沼谷市長は、面会は和やかに、紳士的に行われたと述べました。
面会時間は約30分で、沼谷市長に加え、スタジアム整備の計画づくりに関わる秋田市の職員や、ブラウブリッツ秋田の役員も同席しました。
面会を終えた沼谷市長は、スタジアムの新設と、既存の施設の改修の両方の案を検討している考えを伝え、Jリーグ側からは、「いずれの方法であっても受け入れる」との考えを伝えられたことを明かしました。
沼谷市長
「新設か改修かということについてのあまりこだわりはなかったですね。停滞をしたり後戻りをしたりということになるのはやはりネガティブだと。スケジュールに遅れがなくてなおかつ物理的な基準、スタジアムの基準としても満たせる改修になるのであれば、それは改修ではダメだということでは全くないというような。そういうニュアンスの話でしたね」
スタジアムをどう整備するかは、ブラウブリッツ秋田の今後のクラブのあり方にも大きく関わります。
クラブは現在、スタジアムをできるだけ早く、新たに建設することを条件にJ2以上のリーグでプレーできる参加資格=クラブライセンスを取得しています。
ただ、Jリーグ側が新設にこだわらないとの姿勢を示したことから、沼谷市長は、クラブライセンスについても理解が得られたとの認識です。
沼谷市長
「全体のスケジュールの遅れがないようにということはありましたけど、いつまでにこれをやってください、いつまでにこの結論をというはっきりとしたオーダーはなかったですね」
沼谷市長は、今後半年程度時間をかけて新設か改修かの方針を示したい考えです。
(05/01 18:25 秋田放送)
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