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スタジアム問題で沼谷市長 所属するリーグの位置づけに関わらず整備を進めたい考え 外旭川地区のまちづくりは完全中止の可能性に含み(秋田県)



秋田市の沼谷市長は、スタジアムをめぐり、クラブの成績や順位、それに、所属するリーグの位置づけに関わらず、整備は進めていきたいという考えを示しました。

前の市長が、スタジアム整備を柱にして事業を進めようとした、外旭川地区でのまちづくりについては、市の経済のプラスにならなければやれないなどと話し、事業を完全に中止する可能性に含みをもたせました。

スタジアム整備をめぐり、議員からの様々な視点での質問に答弁してきた、沼谷市長。

秋田市 沼谷 市長
「私自身は、サッカーやバスケットボールのスポーツ観戦を楽しみにしており、ブラウブリッツ秋田の試合についても、県議会議員時代を含め、何度となくスタジアムに足を運んでおりますが、選手とサポーターが一体となる雰囲気は、サッカーならではのものと受け止めております」

スポーツ観戦が好きかどうかを問われ、こう答弁した沼谷市長。

スタジアム整備にも一定の意欲を示していますが、その施設の規模は、クラブの成績に左右されずに考慮する考えを示しました。

秋田市 沼谷 市長
「スタジアムの規模については、J1ライセンスの交付に必要なスタジアム基準への適合が前提となっていることから、ブラウブリッツ秋田の成績に左右されるものではありませんが、スタジアム整備の機運醸成の観点からは、より上位のカテゴリーで活躍していただきたいと考えております」

Jリーグは、J1でプレーするための参加資格・クラブライセンスを交付する条件のひとつとして、1万5000人以上を収容できるスタジアム整備を求めていますが、ホームタウンがある自治体の規模などによっては、5000人規模のスタジアムにも交付できるようなルールづくりを行っています。

沼谷市長は、最終的にどれだけの規模のスタジアムを整備することを目指すのか、明言はしていませんが、少なくとも、Jリーグ側が求めるこの基準を満たせるような規模にすることを視野に入れているとみられます。

このほか、17日は、穂積前市長の肝いりの政策だった、外旭川地区のまちづくりをめぐり、選挙戦で前市長を支援した議員が、事業を完全に中止する可能性があるのかどうか、沼谷市長に質しました。

市長は、土地の規制を解除するための法律の趣旨にそぐわなかったり、市の経済のプラスにならなかったりすれば事業はやれないなどと答え、完全に中止する可能性に含みをもたせました。

(06/17 18:12 秋田放送)

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