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秋田県内も本格的な雨の季節に…大雨による水害を想定した救助訓練 現場経験が少ない若手警察官が参加 秋田(秋田県)



“梅雨入り”が発表され、秋田県内も本格的な雨の季節に入っています。

秋田市では、大雨による水害が発生した想定で、警察と消防による合同の救助訓練が行われ、参加者が、いざという時の対応を確認しました。

訓練は、本格的な雨の季節に入ったことを受けて、秋田臨港警察署が開きました。

参加したのは、これまで水害の現場に入った経験がほとんどない、若手警察官です。

17日は、プールを大雨で浸水した市街地に見立てて、秋田市消防本部の署員が、水の中で動く際の注意点や、救助の手順などを指導しました。

秋田市では、おととし7月、記録的な大雨で道路の冠水が相次ぎ、水位が上がった市街地では、消防がボートを使って住民を救助しました。

水害で大きな被害が出た際は、警察と消防が連携して救助にあたる必要がありますが、秋田臨港警察署では、これまで、実践的な訓練の機会があまりなかったといいます。

去年、山形では、記録的な大雨の中、救助に向かった警察官2人が、濁流に流され、命を落としました。

いざという時に自分の命を守りながら救助にあたれるように、それぞれ対応を確認しました。

秋田臨港警察署 萬年竜也さん
「結構テレビとかで機動隊の人とかの話を聞けば、スラスラ歩いている人もいるっていうので、意外といけるのかなと思ったんですけど、思っている以上に歩きづらくて、難しいなというふうに思いました。こういう中でも活動して、人命救助していかないといけないので、いい経験になったかなと思います」

秋田臨港警察署 高橋利光 地域課長
「全国的に大きな災害が発生していますので、こういった災害が発生した時に、速やかに住民の安全を守るために、警察としての活動ができるように、訓練をしていきたいと考えております」

秋田臨港警察署は、今後もこうした訓練を繰り返し行って、有事の際の対応を、より一層、磨いていくことにしています。

(06/17 18:02 秋田放送)

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