■秋田市・沼谷市長 5年以上休業の商業施設「木内」の代表者と意見交換したことを明らかに 木内の代表者は「市には協力しない」(秋田県)
秋田市の沼谷市長は、市の中心部で5年以上休業を続けている商業施設・木内の代表者と意見交換を行ったことを明らかにしました。
中心市街地の状況や秋田市の現状について意見を交わしたと説明しましたが、木内の代表者は、取材に対し、「市には協力しない」ことを伝えたと明らかにしました。
新たなマンションの建設が進むなど、活性化への動きもある、秋田市中心部。
その一等地にあるのが、創業から130年余りの歴史を持つ、商業施設です。
山ア愛子 記者
「秋田市の中心部にある木内百貨店です。長い歴史と伝統を持つ、秋田を代表する百貨店でした。ただ、コロナ禍の影響で、2020年の春に臨時休業となりました。再び再開するのか、このまま休業するのか、全く分からないままです」
今も掲げられている看板は、夜になるとネオンが光りますが、営業は休止したままの商業施設、木内。
店舗には、施設の専用駐車場が隣接しています。
秋田放送は、店舗が休業している間も、毎年5月ごろになると外部の業者数人が、雑草を刈るなどの手入れを行っている様子を確認しています。
秋田市の沼谷市長は、17日、就任後、複数回にわたり、木内の現在の代表者と電話で意見交換を行ったことを明らかにしました。
市長によりますと、中心市街地の状況や、秋田市の今後について意見を交わし、「代表者の深いお考えを伺った」と説明しました。
そのうえで、今後も対話を重ね、信頼構築に努めると話し、定期的に意見交換をする意向を示しました。
木内の代表者は、17日午後、秋田放送の取材に対し、市長から連絡があり、それに応じたことを明らかにしました。
ただ、代表者は市長に対し、「市には協力しない」と伝えたと説明しています。
店舗の今後については、「休業中であること以外に語ることはありません」とコメントし、今後の方針は明らかにしませんでした。
(06/17 18:14 秋田放送)
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