■宿泊客のスムーズな安全確保に必要なことは?ホテルで地震によって火災が発生した想定の避難誘導訓練 秋田(秋田県)
秋田市のホテルで、地震により火災が発生したことを想定した避難誘導訓練が行われました。
宿泊客のスムーズな安全確保に向け、今回の訓練で見つかった課題の改善を目指します。
ピーク時には150室すべて埋まるという、秋田市中通にある秋田キャッスルホテル。
普段は、法律で定められている火災発生時の訓練のほかに、不定期で地震訓練を行っていますが、今回は、2つの訓練を同時に行いました。
竿燈まつりや大曲の花火などで観光客が増えるのを前に、問題点や課題を洗い出すことが目的です。
16日は、地震のあとに客室で発生した火災が消火できなかったという想定で、非常階段を使い、宿泊客を安全なところに避難させるまでの流れなどを確認し合いました。
BCP委員会(実施責任者)阿部智宏 委員長
「皆さん、お客様の立場、あと誘導員の立場でですね、何かお気づきの点がありましたら、忌憚なくご意見いただければと思います」
岸本洋喜 社長
「自分の役割を明確に理解して、イメージをいつも持っていただきたいと思うんですけども、そのためのきょうは訓練なんで」
西村一英 総支配人
「報告もですね、社長と私の方に来るんですけども、それがあの情報で良かったのかなと、お客様何人がいて何人間違いなく誘導できたというふうなところがほしかったなという」
従業員(誘導役) 鈴木祐介さん
「いかにお客様を安全に誘導するかっていうのを常に考えながら、いつ火事とか地震とかが起きても、すぐ対処できるように心構えしながら勤務していきたいと思います」
宿泊客にとっては、慣れない場所での災害はより不安が大きくなります。
参加した従業員は、有事の際のスムーズな安全確保に向け、今回の訓練で見つかった課題を改善していくことにしています。
(06/16 18:13 秋田放送)
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