NNNニュース

【目指すは競走馬デビュー】サラブレッドの子馬誕生 岩手では十数年ぶり(岩手県)



 ことし4月、八幡平市の農場でサラブレッドの子馬が生まれました。岩手では十数年ぶりの誕生というサラブレッドの子馬はすくすくと成長しています。

 初めてみるカメラに興味津々の子馬。あまりに近づきすぎてカメラに衝突!
4月8日に生まれたサラブレッドの女の子です。正式な名前はまだありませんが、お母さんの名前「フローガ」から二文字借りて「フロ子ちゃん」と呼ばれています。

船橋さんとフロ子
「すごい人懐っこいです。カメラも好きだしね、あなたが主役だからね」

 馬のふんを活用した「マッシュルーム」の生産など、引退した競走馬のセカンドキャリアの仕組みづくりに取り組んでいる八幡平市の船橋慶延さんです。

 サラブレッドの子馬が生まれたのは、岩手では十数年ぶりということで、馬たちとの縁がつながった結果だと話しています。

船橋さん
「岩手には盛岡と水沢のふたつの競馬場があるので、現役の馬たちにも何かできることをやっていきたいなという中で、 定期的に獣医さんが来てくれる 体制も整って」「せっかくならうちにいる雌馬15歳のフローガは、きょうだいも(競走馬として)走っていて血統もいいので、お母さんになってみますかということで」

 生まれてふた月余りのフロ子。背の高さはおよそ1m20センチで、生まれた時よりひとまわり大きくなりましたが、まだまだお母さんが大好きな甘えっ子です。

船橋さん
「目指すは競走馬としてデビューして活躍し、みなさんに愛してもらえるような流れに持っていけたらいなと思うが」「万が一、競走馬としてデビューできなかったりケガをしてしまったとしても、その後もマッシュルームを生産するメンバーとして長生きしてもらって一緒にやっていく家族みたいな感じ。そういうスタイルをみなさんに伝えながら、一緒に楽しんでもらえたらいいなと思う」

 豊かな自然の中ですくすくと成長するフロ子は、8月から9月にかけてサラブレッドとしての血統登録を行う予定です。

※ジオファーム八幡平では、馬の見学は受け付けていませんので注意してください。


(06/11 16:57 テレビ岩手)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)