■15歳のホッケー少女がスペインへ留学へ 夢はさくらジャパン(岩手県)
特集はホッケーです。全国の舞台で活躍する岩手町出身の高校1年生がこの秋、海外に留学することになりました。留学への決意、そして、叶えたい夢とは…
白籏樹璃さん、15歳。先月、岩手町の中学校を卒業した彼女はこの秋、ホッケーの強豪国スペインに渡り地元のクラブチームでプレーします。
ホッケーとの出会いは小学1年生の冬。地元のホッケー場で見た試合に心を奪われました。
白籏さん
「すごい、もう格好良かったです。私には、ホッケーがワクワクするようなスポーツで やりたいなと思いました。難しいこともあるけど、夢中になる感じで、もう家とかでもずっとホッケーしてました」
ホッケーが上手くなりたいという思いはさらに強まり、小学6年生の時、こんなものを作りました。
白籏さん
「自分の夢を紙粘土であらわそうみたいな感じの紙粘土です。日本代表になりたいっていう夢もあるし、自分らしさを表した作品です」
白籏さん
「小学5年生くらいになりたいと思って、やっぱ先輩にも負けたくないっていう気持ちが さらにあつくなって、やっぱこういう上の目指す気持ちになりました」
その夢に向かう気持ちは白籏さんをさらに成長させました。
中学生の時には岩手県の代表にも選ばれ、去年の全国大会ではチームの3位入賞に貢献。
独特なリズムから繰り出されるドリブルは誰にも負けない得意のプレーです。
滑らかで正確なスティックさばき。ホッケー初心者の私との違いは一目瞭然です。
全国の大舞台でも光った自慢のドリブル。そのレベルの高さに手も足も出ませんでした。
そんな白籏さんの次のステージがワールドカップ3位の実力を誇るホッケーの強豪国・スペイン。ことし9月から地元のクラブチーム、「バルセロナ」でプレーします。
15歳での海外留学は珍しいことですが、夢を叶えるために自分で決めた進路です。
白籏さんを小学4年生の頃から指導していたメンタルトレーナーの小沢啓一さん。今回の留学をサポートしました。
小沢啓一さん
「プレーを見てて応援したくなる人だなというのが一番大きいです。私はホッケーの技術向上もしかりなんですが、人間的に意識がすごく広くなって、いろんな見方やバイタリティをもって帰ってきていただければと思ってます」
今は通信制のN高等学校で学習に励む白籏さん。スペインに渡った後は語学学校での勉強も始まりますが気持ちは前向きです。
白籏さん
「言葉もやっぱ勉強しなきゃいけないし、大変なこと本当にいっぱいあると思います。不安もあるけれど、ホッケーのことを考えると楽しみです」
日本代表を志す少女の新たな挑戦がいよいよ始まります。
白籏さん
「(スペインでは)自分から学びに行くっていう力とかつけたり、あと技術も上げて世界で通用するようなプレイヤーになりたいです」
白籏さん
「(将来の夢は)さくらJapanに選ばれてオリンピックで優勝することです」
(04/28 18:41 テレビ岩手)
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