■直木賞候補に釜石市出身・柚木裕子さんの「逃亡者は北へ向かう」(岩手県)
「第173回芥川賞・直木賞」の候補作が発表されました。このうち、釜石市出身の作家、柚月裕子さんの、東日本大震災をテーマにした小説「逃亡者は北へ向かう」が、直木賞にノミネートされました。
直木賞にノミネートされたのは、柚月裕子さんの長編小説「逃亡者は北へ向かう」です。物語の舞台は震災直後の東北。殺人を犯して逃亡する青年と、津波で娘を失いながらも容疑者を追う刑事の人生を描いたサスペンスです。
柚月裕子さんは、釜石市出身の57歳。40歳の時に主婦から作家に転身しました。デビューの3年後に起きた東日本大震災で両親を亡くした柚月さんは、悲しみを抱えながら作品の執筆を続け、直木賞のノミネートは今回が3回目です。受賞すれば、県内では1992年に受賞した高橋克彦さん以来です。
直木賞には柚木さんの小説を含む6つの作品がノミネートされ、選考会は7月16日に東京で開かれます。
(06/12 17:34 テレビ岩手)
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