■「必ずメダルを!」宮古商工高校の生徒が国際大会に出場 強さの秘密は?(岩手県)
特集はレスリングで世界に挑む高校生です。宮古商工高校の生徒2人が、国際大会出場します。2人の強さの秘密を取材しました。
宮古商工高校レスリング部。1968年創部で、日本代表選手を輩出するなど、県内のレスリングを引っ張る存在です。
(林 将生アナウンサー)「スピードと技の迫力がすごいですね。瞬きしたら何が起きているか分からなくなるくらいのテンポ感で、今見ていても何が起きているのか分からないです」
2年生の山屋翔夢選手。山屋選手は、2025年4月に行われた全日本ジュニアレスリング選手権大会に、男子フリースタイル48キロ級に出場。
決勝まで勝ち上がり、優勝は逃したものの、初のアジア選手権の切符を手にしました。
(林アナウンサー) 「先日の全国大会を振り返っていかがですか?」
(山屋翔夢選手)「自分は左構えが苦手なんですけど準決勝の子は左構えだったんですけど、その中でも自分のレスリングを貫き通して戦って勝つことが出来ました」
山屋選手の持ち味はスピード。鋭いタックルで攻め、l相手の体制を瞬時に崩します。山屋選手のスピードを私も実際に体験しました。
(林アナウンサー)
「うわ!ちょっと待って!速っ!2人いた?びっくりした!気付いたら後ろにいて、気付いたらバランス崩されてましたね、お見事です」
こちらは3年生の舘下苺采選手です。舘下選手は、4月のジュニアクイーンズカップ・レスリング選手権大会に出場。
女子73キロ級で準優勝し、こちらもアジア選手権への出場権を獲得。その後世界選手権に出場予定の選手が辞退したため、繰り上げで世界大会への出場が決まりました。
(舘下苺采選手) 「世界大会出場決まったよって言われて、家族みんなで『え』みたいな、すごくうれしがってました」
(林アナウンサー)「その時どんな気持ちだったか覚えていますか?
(舘下苺采選手)「もうほんと夢のような感じで、嘘じゃないかと思ってました」
舘下さんの持ち味はバランス感覚。こつこつと積み上げてきた経験とバランス感覚が光り、これまでアジア選手権大会に出場するなど輝かしい成績を収めています。
レスリング部の監督を務めるのは上野堅太郎教諭。自身もレスリングでインターハイで5位入賞するなど活躍してきました。上野監督からの指導を受ける舘下選手ですが、実は二人は親戚同士。
舘下さんの祖父は山田町でレスリングクラブを運営していて、上野監督も舘下選手もそこで基礎を身に着けました。
さらに、山屋選手も山田レスリングクラブ出身。幼い頃から一緒に練習してきました。
(林アナウンサー)「一緒に写っている写真もなんかも見せてもらったんですけど、どうですかお互いの印象は?」
(舘下選手)「子供っぽい感じで。でも練習になると格好いいスパーリングするんで」
(林アナウンサー)「逆にどうですか」
(山屋選手)「話しているときにずっと笑っていた気がしていて笑顔が合います」
(林アナウンサー)「笑顔が素敵だそうです」
(舘下選手)「ありがとう」
世界とアジアの頂点を目指す2人。
(舘下選手)「自分の得意技で勝って、優勝したいと思います」
(山屋選手)「自分の得意なタックルで攻めのレスリングを通して必ずメダルを持って帰ってきたいです」
山屋さんの出場するアジア選手権は6月18日からベトナムで。舘下さんが出場する世界選手権は、7月28日からギリシャで開催されます。レスリング期待の星がさらなる輝きを放とうと切磋琢磨しています。
(06/16 21:37 テレビ岩手)
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