■「接ぎ木」で成り枝を確保を!雪害りんごの回復へ研修会 青森県黒石市(青森県)
県は雪害に遭ったりんごの木を回復させるための方法を黒石市の研修会で指導しました。
りんごの生産技術研修会が黒石市のりんご研究所で開かれ、大雪による枝折れ被害に遭った木の復旧方法が示されました。
県りんご協会の工藤技師が実演したのは、新しく伸び始めた枝を雪害に遭った木に接ぎ木する「新梢長穂接ぎ」です。
木にナイフで切り込みを入れたあと、幹と皮の間にりんごの枝を差し込みます。
切り口に保護材を塗ったあと、テープで固定し完成です。
この方法は新しく伸びた枝を使うので枝の確保が簡単で、実が早くなり始めるため早期の復旧が可能だということです。
★県りんご果樹課 佐藤新吾課長
「(大雪による)被害を受けて枝が不足するような園地については、できるだけ成り枝を確保できるように、こういった技術も取り入れていただければということできょうの研修会を開催しております」
県はりんごの苗木が不足しているため、昔ながらの接ぎ木の技術を使って成り枝を確保してほしいとしています。
(06/12 20:26 青森放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)