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「スクショを送信すると報酬貰える」副業で“画面上では”利益が… 暗号資産取引への誘導で20歳代男性が約19万円被害(青森県)



弘前警察署によりますと6月8日、青森県内に居住する20歳代の男性がスマートフォンでInstagramを閲覧中、Instagramアカウント「422an」から副業案内のダイレクトメッセージが届き、メッセージ添付のURLをタップするとLINEアカウント「佐々木エリカ」が登録され、LINEメッセージで

・動画のスクリーンショット画像を送信すると報酬が貰える。

などと言われました。
男性は副業に興味を持ち、佐々木からの指示でPayPayアカウントを教え、送信されてきたURLをクリックして動画を視聴し、スクリーンショット画像を送信したところ、PayPay払いで少額報酬を得ることができたということです。
すると佐々木から高額報酬のタスクを勧められ、指示に基づき、暗号資取引アプリ「DEX」、SNSアプリ「テレグラム」をインストールし、テレグラムアカウント「トップ受付係・佐々木」を追加登録したところ、そのアカウントから、「初級VIP仕事グループ」「11000円福利厚生の」仕事のグループに招待され、メッセージで

・指定金額を振り込んだ上、指示に基づきアプリ上で暗号資産の取引を行えば、高額報酬を得られる。
・費用は、PayPayでも支払うことができる。

などと言われました。
6月9日に男性は投資費用として2回にわたり、合計1万3,100円分をPayPayで支払ったほか、県内金融機関のATMから指定された大手金融機関の個人名義口座に現金3万9,000円を振り込みました。
その後、佐々木の指示に基づきアプリでビットコイン等の暗号資産を売買する取引を行ったところ、画面上では合計7万2,630円の報酬を得ることができました。
そこで男性は報酬の払い出しをしようとしたところ、佐々木からテレグラムのメッセージで、

・あなたが入力をミスしたので、出金手続き費用として報酬の2倍の金額14万5,260円を入金しないと、受け取ることが出来ない。

などと言われ、その日のうちに出金手続費用として14万5,260円分をPayPayで支払ったが出金できず、更にお金を要求されたことから、被害に気づいたということです。

警察は報酬を得るための出金手数料・違約金などの名目で現金を要求された場合は、詐欺を疑うよう呼びかけています。


(06/10 14:31 青森放送)

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