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【円安】大仏、お琴、ねぶたに金継ぎ…日本の伝統を体験する外国人観光客たち クルーズ船寄港ラッシュで青森県内にぎわう(青森県)



青森港には4日連続でクルーズ船が寄港し、きょうも1隻が入港しました。
円安が追い風となり、団体客を中心に多くの外国人観光客が訪れ、県内観光を楽しんでいます。

青森港に寄港したのはマーシャル諸島船籍の豪華客船「セブンシーズ・エクスプローラー」5万5200トンです。
全長は224メートル、乗客定員およそ750人。
乗客は県内を巡るツアーバスに乗り込んでいきました。
このうち60人が、きょう青森市の青龍寺を訪れました。

★アメリカから
「仏像は写真でしか見たことがありません」
「とても美しいです」

大仏を見たあとは、日本の伝統楽器琴と尺八に聴き入り、琴に挑戦も。

去年の多いときは1日で900人の外国人観光客が訪れました。
日本の伝統文化が、多くの人を引きつけています。

★ブラジルから
「とても印象深く興味深いです。少しだけ日本の文化を感じ触れることができました」

観光施設も多くの外国人観光客でにぎわっています。
青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」では、入場者が大型連休始まった今月26日から4日間で8941人と、去年の同じ時期と比べて1.5倍以上です。

★ワ・ラッセのスタッフ
「Anyone can be a dancer.Now let’s try dancing!(誰でもハネトになれます さあ跳ねてみましょう)」

ワ・ラッセではスタッフの外国語の研修やQRコードを読み込むと、多言語でねぶたの解説が表示されるなど外国人観光客を受け入れる体制を整えています。

五所川原市の津軽金山焼も外国人観光客に人気です。
きょうもクルーズ船で訪れた人が器を修復する伝統的な技法「金継ぎ」を体験していました。

★アメリカから
「美しいです」
「アメリカでは見られないものばかりで、どれもすばらしいです」

津軽金山焼では、大型連休恒例の「春の陶器祭り」が来月6日まで開かれています。
期間中は定番の茶碗や皿、グラスなどおよそ3万点の陶器を特別に半額で提供しています。
青森港では、ことし過去最多となる46回のクルーズ船の寄港が予定されていて、青森を訪れる外国人観光客はさらに増加が予想されます。

(04/30 20:20 青森放送)

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