■地元で再出発!青森県内最古の酒蔵・竹浪酒造店 新しい酒蔵で造られた日本酒などが振る舞われた「復活祭」に密着!(青森県)
特集は地元の板柳町で再出発した県内最古の酒蔵・竹浪酒造店です。
五所川原市の居酒屋で再出発を祝う復活祭が開かれました。
★竹浪酒造店 杜氏 竹浪令晃さん
「ようやく元の板柳町に戻ってきて1発目の仕込みをやりましたけども、新酒2種類、生原酒とにごりと持ってきました」
五所川原市の日本酒居酒屋「ふくら」で、県内最古の酒蔵竹浪酒造店の復活祭が開かれました。
1645年、板柳町で創業した竹浪酒造店は経営上の都合で酒蔵の明け渡しを余儀なくされ、2020年につがる市に移転しました。
しかし、地元への強い思いから板柳町に酒蔵を戻して再出発することになり、ことし2月に新酒の本格的な製造が始まりました。
県内17蔵の日本酒を中心に扱うふくらでも、竹浪酒造店の日本酒は人気です。
地元での再出発を祝いたいという店主の豊島さんの思いから復活祭が実現しました。
★日本酒居酒屋 ふくら 豊島健店主
「みんなでたくさんの方々で、わいわい笑顔あふれる会になったら良いなと思っています」
★竹浪酒造店 杜氏 竹浪令晃さん
「はいどうぞ」
杜氏の竹浪さんが勧めているのは、新しい酒蔵で完成したばかりの新酒「七郎兵衛」の生原酒とにごり酒です。
出荷は16日からですが、このイベントのため特別に準備しました。
★訪れた人
「うわーおいしい!」
「できたてで飲めてクリーミーでフレッシュな感じで、とてもおいしいです」
★日本酒居酒屋 ふくら 豊島健店主
「竹浪酒造の良い部分と新しいなという、そういった部分も感じられる」
「おいしいです」
会場では地域の飲食店5店舗がお酒にぴったりな料理を提供し、日本酒のおいしさを引き立てました。
「復活祭」では新しい酒蔵で造られた2つのお酒のほかにも、竹浪酒造店の日本酒5種類も振る舞われました。
★訪れた人
「竹浪さんのお酒のファンです」
「新しい蔵になったので、これからも末永く頑張っていただければと思っています」
「飲んでいるうちにとても味わいがあるなと思って、これとこれの違いがとか、いろいろそういうことを教えてもらううちに、1本買いたいなと思いました」
地元のアーティストたちによる作品の販売会と実演会も行われ、会場を彩りました。
そしてこんなサプライズも。
竹浪酒造店の再出発を記念して、それぞれのオリジナル作品がプレゼントされ、会場はあたたかな空気に包まれました。
★竹浪酒造店 杜氏 竹浪令晃さん
「こういう形で大きいイベントを開いてもらえたのは心からうれしいですし、みんな楽しくおいしく飲んでくれたので、本当にうれしいです」
板柳町の竹浪酒造店では来月12日蔵開きが行われ、直接商品を購入できる売り場もオープン予定です。
★日本酒居酒屋 ふくら 豊島健 店主
「青森県で最も古い酒蔵さんですのでこのまま歴史をしっかり紡いでつないでいただいて、なおかつこの津軽の自慢できる蔵でわれわれが七郎兵衛をどんどん押し上げていきたい」
復活祭には4時間でおよそ100人が訪れ、竹浪酒造店の地元での新しいスタートを祝いました。
(06/17 19:55 青森放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)