■不法係留で“朽ちていく”遊覧船「撤去勧告」も組合から応じる連絡はなし…景観などへの悪影響懸念 青森県十和田市(青森県)
十和田湖で不法係留されている4隻の遊覧船について、県が所有者の清算人に5月30日付で撤去勧告を出しました。
十和田湖宇樽部地区の桟橋に不法係留されている4隻の遊覧船について、県は所有者で2016年に事業を停止した「十和田湖遊覧船企業組合」の清算人に対して、5月30日付で「撤去勧告」を初めて出しました。
これまでの「撤去指導」よりも踏み込んだ対応です。
4隻は2015年から不法係留され、老朽化が進んでいます。
県は勧告で速やかな撤去を求めていますが、撤去勧告に強制力はありません。
ことし2月には雪の重みで4隻のうちの1隻「第3十和田丸」が横転し、今もロープで固定されシートが被せられています。
県によりますと、いまのところ組合から勧告の求めに応じる連絡はないということです。
観光関係者は環境や景観などへの悪影響が懸念されるとして、早めの撤去を求めています。
(06/16 16:52 青森放送)
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