■【なぜ殺されたのか…】高齢女性2人が殺害された事件から7年 現場の住宅は取り壊されるも、真相解明に向けて警察の地道な聞き込み捜査は続く「本当に許すことができない事件」 青森県青森市(青森県)
青森市で高齢女性2人が殺害された事件から7年が経過しました。
遺族は「なぜ殺されたのか、なぜ憎まれたのか知りたい」と真相解明を望んでいます。
★青森警察署刑事第一課 渡邊隆史課長代理
「いろいろな情報が出るかもしれません。事件が風化しているということも念頭において、事件があったこともお知らせしつつ、情報提供の呼びかけをチラシ配布とともによろしくお願いします」
きょう現場周辺に集まった捜査員。
事件から7年、解決の糸口を探すべく周辺の住宅で聞き込みをしました。
★捜査員
「事件から7年たつんですけども、こうやってチラシを配って捜査続けていました。なにか思い出したことありましたら、こちらの番号に電話していただければ対応しますので、何とぞよろしくお願いします」
この事件は、2018年6月12日、青森市旭町1丁目の住宅で1人暮らしの菊地のり子さんが首を絞められて殺害されているのが見つかりました。
さらに1週間後、北金沢2丁目の商店を兼ねた住宅で小山和子さんが首を絞められたほか胸と腹などを刃物のようなもので刺され殺害されているのが見つかりました。
★青森放送 板橋優磨キャスター
「わずか100メートルの距離で起きた事件には共通点があります。1つ目は一人暮らしの高齢の女性ということ、2つ目は首を絞められるなどして殺害されたことです」
警察はこれまでにのべ12万人近い捜査員を投入。
連続殺人の可能性もあるとみて現場の再検証などを続けてきましたが、いまだ解決には至っていません。
★青森放送 板橋優磨キャスター
「1件目の現場となった住宅は取り壊されています、草が生い茂り月日の長さを物語っています」
まだ取り壊されるまえのおととし、自宅内部の取材に遺族が初めて応じてくれました。
玄関近くの廊下で倒れていたという菊地さん。
カレンダーは事件が起きた2018年のまま。
ほかにも丁寧に並べられた食器など、当時の生活が残されていました。
事件から7年、RABの取材に遺族は「なぜ殺されたのか、なぜ憎まれたのか知りたい」とコメントしています。
★青森警察署刑事第一課 渡邊隆史課長代理
「2名の方の尊い命が奪われるという、本当に許すことができない事件です。警察では過去の記録証拠品の精査などを進めています」「どんな些細な情報でもかまいませんので、気がかりなことがありましたら青森警察署まで情報をいただきたいと思います」
捜査本部ではフリーダイヤルで情報提供を求めています。
電話番号は0120‐001‐328です。
(06/13 20:22 青森放送)
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