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コメ高騰で「給食」のデザートが半減!?ほうれん草は小松菜に…玄米の比率を増やした自治体も 教育委員会は「栄養価は適正な数値内で提供している」(青森県)



コメの価格高騰が県内各地の学校給食にも影響を与えています。
食材の高騰も重なり、デザートの回数が半減する小中学校も出ています。

八戸市の小中野小学校、きょうの給食のメニューはごはんにせんべい汁、厚焼き卵などです。

★小中野小の児童
「いまニュースとかでもお米とかが高くなったりして大丈夫かなと思っているが、こうやってお米を出せるのはすごいなと思いました」

コメの価格高騰を受け八戸市の小中学校では、この1年で小学校が15円、中学校が20円もごはんの単価が上がりました。
このためおかずの費用が圧迫されています。
さらにイカやホタテといった地場産品をはじめとした食材の高騰も拍車をかけ、おかずの量を減らしたということです。

きょうは「デザートの日」でプリンが出されていましたが、デザートが月に4〜5回から2〜3回と半減しました。

★小中野小の児童
「デザートがある時とか自分の好物が出た時が一番楽しみです」
「(デザートは)大好きです なくなってほしくないです」

八戸市教育委員会はRABの取材に「コメの価格高騰により食材の選択肢が限られる中でも、栄養価は適正な数値内で提供している」と答えています。

一方、青森市でも給食に物価高の影響が大きく、市議会の一般質問では青森市教育委員会が低価格で同じような栄養価の食材を調達していると答えていました。

★青森市教育委員会 泉宏明理事
「たとえば生野菜ですと、ほうれん草が高騰となった場合には、同じような栄養価の小松菜で代用するというようなことをしています」

RABの調べでは、県内10市のうち黒石市が一部食材を安価なものに切り替えました。
五所川原市は肉や魚などの主菜を安価なものに切り替え。
三沢市はカレーなどに使う白米と玄米のうち、玄米の比率を少し増やしたということです。

コメや物価高の影響が、子どもたちの給食に大きく影響しています。


(06/11 20:02 青森放送)

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