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「大きくなって帰ってきて」名産ヒメマスの資源回復へ 十和田湖に稚魚を放流 青森県十和田市(青森県)



近年不漁が続いていた十和田湖名産のヒメマスの資源回復に向け、地元の子どもたちが稚魚を放流しました。

稚魚を放流したのは、十和田湖小学校と秋田県の小坂小学校の児童27人です。
児童たちは十和田湖増殖漁協がことしふ化させた稚魚、およそ2,000匹を放流しました。
十和田湖のヒメマスは刺身のほか焼いてもおいしく、「十和田湖ひめます」として地域団体商標にも登録されています。

ただ、2022年の大雨で湖に土砂が流れ込んだ影響で漁獲量が激減。
ことしは稚魚の放流を継続してきたおかげで、まとまった水揚げがあり平年並みにまで戻るとみられています。
子どもたちは「大きく育ってね」と声をかけながら放流していました。

★十和田湖小学校の児童
「大きくなって帰ってきてほしいです」
「ヒメマスがたくさんいて楽しかった」

★十和田湖増殖漁協 小林義美 組合長
「この十和田湖のきれいな湖をいつまでも大事にして、みんなで十和田湖のヒメマスを守っていこうよってことが伝わっていくように気をつけていました」

ことし放流する稚魚はおよそ50万匹で、放流したヒメマスは3年程で40センチ程に成長するということです。


(06/17 17:46 青森放送)

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