■埼玉の道路陥没事故を受け…山口・下松の下水道管800メートルで調査を実施(山口県)
ことし1月、埼玉県で下水道管の破損が原因とみられる道路の陥没事故が発生したことを受け、全国の下水道管で調査が行われています。
その中でより調査の優先度が高いとされる下松市の下水道管で、調査が行われました。
調査は下松市上下水道局が行ったもので、レーダーを搭載した自動車を走らせ地表から1.5mの深さまでに空洞があるかどうかを調べます。
ことし1月、埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故は地下の下水道管の破損が原因とみられています。
国は同様の事故を防ぐために内径2m以上で1994年以前に設置・改築された下水道管を対象に全国で調査を行っていて県内では県と9市1町が管理するおよそ28kmが該当しています。
このうち、下松市のおよそ800メートルの下水道管は過去の調査で腐食が確認され、まだ対策されていないことから緊急度が高い「優先実施」に該当していて今回、調査が行われました。
(下松市上下水道局 井上貴史下水道課長)
「きょうの調査は道路陥没の危険性があるかどうかというところをみていきたいという調査だったのでこの結果を踏まえて対策等を打っていきたい」「やはり対策を打つにはかなりの費用が必要になってきますので市町村としても国の方に財政支援を要望していきたいし限られた財源の中で下松市としてもやっていきたい」
県内では宇部市の下水道管およそ100メートルも「優先実施」の対象となっていて、調査に向けて調整中だということです。
(06/17 19:44 山口放送)
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