■岩国基地周辺住民の不安解消を…F35B部隊展開で山口県が防衛省に要望へ(山口県)
来年度の国の予算編成に向けた県の政府要望についてです。
アメリカ海兵隊の戦闘機部隊が地元への通告なしに展開している岩国基地について、周辺住民の不安解消に向けた措置を求めるとしています。
政府要望は12日に村岡知事や柳居県議会議長が上京して行います。
今回、県が要望の「超重点」項目としているのは41項目で、そのうち新規は6項目です。
アメリカ軍岩国基地については、迅速かつ適切な情報提供を防衛省に求めます。
岩国基地には現在、F35B戦闘機の部隊が岩国市や県への通告なしに展開していますが、国は地元側に対し、展開期間などの具体的な情報を明らかにしていません。
このほか県内で昨年度、クマの目撃件数や人身被害が過去最多となったことを受け、山口県を含む西中国山地で1994年からとられているクマの狩猟禁止措置の意義を科学的に検証することなどを環境省に求めます。
(村岡知事)
「我々の感覚とすれば頭数も増えているし、生息域も広がっているのではと。実際の状況を見て本当にこれからも引き続き保護すべきなのかどうかを考えなければならない」
またアメリカ・トランプ政権の関税措置を踏まえ、輸出先の変更など=企業の対応策に対する支援なども関係省庁に要望する予定です。
(06/09 18:50 山口放送)
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