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総合化学メーカー「トクヤマ」が決算発表 半導体関連製品の販売が安定…増収増益に(山口県)



周南市の総合化学メーカー=トクヤマは増収増益となる連結決算を発表しました。

増収は2期ぶり、増益は2期連続となっています。

トクヤマのことし3月期の連結決算の売上高は前の年に比べ10億円増の3430億円、営業利益は43億円増の299億円で増収増益となりました。

主な要因はAIの需要増加によって先端分野の半導体関連製品の販売が安定して伸びていること。また、原燃料となる石炭価格が低下したことで製造コストを改善できたことなどを挙げています。

(トクヤマ 徳山製造所 奥野康所長)
「いわゆる半導体関係が収益を上げてそのほかの事業も何とか確保したといったところでトータルでは増収増益と両方達成できた」

トランプ関税について奥野所長はアメリカに直接輸出している製品が全体の中での割合は大きくないとする一方、自動車や半導体業界への影響が考えられることから今後の影響については調査をしている段階としました。

来期の業績予想については半導体の需要の増加などを背景に増収増益を見込んでいます。


(04/28 19:48 山口放送)

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