■有機フッ素化合物「PFAS」米軍岩国基地周辺で住民団体が2度目の調査(山口県)
人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」について。
アメリカ軍岩国基地の機能強化に反対する住民団体が去年に引き続き基地に隣接する池の水の調査を始めました。
調査を実施するのは基地機能強化に反対する住民団体瀬戸内ネットです。
30日には調査機関に送るための水をアメリカ軍岩国基地の横の池からバケツでくみ上げました。
瀬戸内ネットでは去年10月にも同じ場所で水を採取し東京の農民連食品分析センターに分析を依頼したところ有害性が指摘される「PFAS」の該当物質が国の暫定目標値の3.5倍検出されました。
その結果を受け去年12月には岩国市が基地周辺の4か所で調査を行い、いずれも国の暫定目標値を大きく下回りましたが基地横の池では調査は行われませんでした。
瀬戸内ネットでは年に2回ほどの継続的な調査で変化を確認し汚染源を特定したいとしています。
(瀬戸内ネット 久米慶典共同代表)
「岩国基地の周辺がどういう汚染状況なのかを調べることに意義がある。できるだけ汚染源を特定したい。その一助になれば」
分析は前回と同じ東京の農民連食品分析センターに依頼し5月中には結果が出る見通しです。
(05/01 12:05 山口放送)
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