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【山口天気 夕刊6/17】一段と真夏の日ざしギラつく空に…18日(水)〜19日(木)で異例の猛暑日の所も 「梅雨型熱中症」に特に注意を(山口県)



●太平洋高気圧が一段と勢力拡大 県内は18日(水)〜19日(木)と異例の猛暑日も
●まだ真夏の時より湿気多く「梅雨型熱中症」に特に注意
●週末は天気不安定も 厳しい蒸し暑さは続く
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全国的にも暑さが一段と厳しさを増しています。きょう17日(火)は山梨県甲府の最高気温38.2度を筆頭に、最高気温35度以上の猛暑日を全国65地点で観測しました。



山口県内においては、35度に届いた所こそなかったものの、広瀬で33.9度、山口市内で33.6度など所々で今年一番の暑さとなるなど、広く7月下旬から真夏並みの気温となりました。



日本付近にあった梅雨前線が次第に活動が弱まってきています。そして、これからは日本の南の太平洋高気圧が、早くも勢力を大きく日本付近まで広げてきます。



この高気圧のパワーアップとともに、県内は18日(水)〜19日(木)と、一段と真夏さながらの日ざしがギラつく陽気で、昼間の暑さも一段と厳しさを増し、広瀬では、あす18日(水)にも35度に届く猛暑日になる可能性。あさって19日(木)には、山口市内も35度に到達する可能性があるなど、6月中旬にして異例の猛烈な暑さとなりそうです。



しかし今、季節は、まだ梅雨です。このため、真夏の時よりもかなり空気に湿気が多く、その梅雨独特の環境の中で起こる「梅雨型熱中症」というものに特に注意が必要です。汗をかいても蒸発しにくく体温が下がらない環境であるほか、まだ身体が暑さに慣れていない、湿度が高いぶん、水分補給の意識が不十分になりがちになることで、真夏の時以上に熱中症のリスクが高まるおそれがあります。



対策としては、通常の熱中症とほぼ同じではありますが、水分補給や休憩などはこまめに。そしてエアコンも適切に活用して、体力消耗を少なくする、などの心掛けを、いっそうしっかり意識して、健康第一で過ごしていきましょう。



あす18日(水)多少綿のような雲は浮かぶものの、太陽はギラギラ真夏のパワー。最高気温は各地で30度は超え広瀬では最高気温35度と、6月半ばにして異例の猛暑日も。山口市内も34度など、じっとしていても体力をが奪われる暑さが続きます。体調管理には十分気を付けて過ごしましょう。



木曜日が今週の猛暑のピークで、山口市中心部でも最高気温35度に達する猛暑日の可能性。金曜日はやや雲が目立ち始め、週末は不安定な空模様で度々雨も心配になってくるため、まだ、すぐ梅雨明けというわけではありませんが、今週末、天気がスッキリしなくても、かなり身体に堪える蒸し暑さは続きそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(06/17 19:14 山口放送)

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