■【訓練】「頭でわかることと手や体を動かしてやることは違う」 新たな感染症の発生を想定した訓練・下関市(山口県)
山口県下関市で、新たな感染症の発生を想定した訓練が行われました。
下関市内の4つの病院が主催したこの訓練は、東南アジアのある国で新型インフルエンザが発生したという想定で始まりました。
最初に行われたのは全身防護スーツなどの着脱訓練です。
参加者の代表が、空気感染に対応するN95マスクや、飛沫による感染を防ぐゴーグルなどを実際に身に着けて、防護具の正しい着脱方法を確認しました。
続いて、感染症は空気感染しないことが判明したという想定で、参加者全員が防護具を装着したあと、ウイルスに見立てた手洗いチェック用の蛍光ローションをガウンと手袋に塗り、脱いだ後にウイルスが手などに付着していないかブラックライトを使って確かめました。
「大丈夫です」
参加した医師
「(自分の)医院の中では着ないような厳重な防護服で、 初めて着ることができて、大変よかった。」
下関市医師会感染症対策理事・吉田順一さん
「頭でわかることと、手や体を動かしてやることは違うので、考えなくても手や足が動く、歩きながら走りながらでも考えるというふうにしないと、初動の時は遅れてしまう。」
この訓練には下関市内の51の医療機関から医師や看護師など、160人あまりが参加しました。
(06/13 16:19 山口放送)
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