■「家計のことを考えたら安いほうが」「日ごろ買わない銘柄は…」備蓄米に消費者の反応は?(山口県)
農水省がおととい発表した最新のコメの平均価格は5キロ当たり4217円と15週連続の値上がりで過去最高を更新しました。(22日発表)(4月7日〜13日)
コメの価格を安定させようと先月から、政府は備蓄米の放出を始めています。
国による備蓄米の放出は 23日、3回目の入札が始まりました。備蓄米は県内のスーパーなどでも出回り始めています。
けさ、備蓄米が入荷した山口市のスーパーを取材しました。
山口市の「コープこことどうもん店」では、4回目の入荷となったきょうは、4キロと5キロのあわせて34袋が店頭に並びました。
4キロは青森県産まっしぐら、5キロは国産のブレンド米です。
(店長)
「いつ備蓄米が入るのか問い合わせいただいてましたしこれは備蓄米ですか?というお問い合わせもいただいてた」
価格はそれぞれ2880円と3280円。通常のものに比べると1200円以上安くなっています。
(買い物客)
「安いから」「家計のことを考えたら安いほうが。」
一方、普段から買い慣れた銘柄に手を伸ばす女性も。
(買い物客)
「日ごろ買ってない銘柄は高い安い関係なく、買いたくないの」
古い米、というイメージを持たれることも多い備蓄米ですがこちらのお店に並んだ備蓄米は去年=令和6年に生産されたもの。
お店によると当面は令和6年産が入荷する見込みだということです。
(店長)
「山口県産の商品ですとかコシヒカリですとかそういうものが欲しいと思われる方は、備蓄米があろうがなかろうがそれをめがけて買いに来られる 状況は変わってない」
農水省の発表によると、3月に行われた1回目の入札で落札された備蓄米のうち、3月末時点で小売店に行きわたったのはわずか0.3%ほど。しかし、流通状況は改善していてこちらのお店でも当面は週3回の定期的な入荷が見込まれるとしています。
(店長)
「不安いつどういう状況になるのか見通せないので。お客様にご迷惑をおかけすることがなければいいな」
政府は、備蓄米の放出をことし7月まで続ける見通しを示しています。
(04/24 19:41 山口放送)
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