NNNニュース

【山口天気 夕刊6/10】あす11日(水)明け方〜朝頃まで強雨・地盤の緩みなど注意 台風の卵発生…今週末頃の梅雨前線活発化が心配(山口県)



●あす11日(水)明け方〜朝頃にかけて強雨も 土砂災害などに注意
●南シナ海で台風の卵発生…梅雨前線活発化で県内は週末頃も雨量まとまるおそれ
==========



すでに雨の降り方は梅雨最盛期…昨夜は鹿児島県で線状降水帯が発生し、きょう10日(日)は梅雨前線北上とともに九州各地で度々激しい雨となり、九州では、きのう9日(月)〜きょう10日(火)で200〜300ミリを超える雨となった所もあります。



そして県内も九州からの活発な雨雲が度々流れ込んだ瀬戸内側を中心に、きのう9日(月)の降り始めからの雨の量が100ミリに迫る所もありました。



今夜〜あす10日(水)明け方・朝頃にかけても、引き続き九州を貫くように活発な雨雲が流れ込みやすく、県内も降ったり止んだりで、明け方〜朝は中部東部中心に、少々強い雨の時間帯もありそうです。夜中の雨の降り方によっては、朝の交通機関などへの影響も出てくる可能性がありますし、地盤の緩みが進んで土砂災害の危険度が高まる心配もあるため、雨の状況には引き続き十分ご注意下さい。



あす10日(水)午後は梅雨前線は少し南下し、県内の雨は小康状態になっていく、とみられます。



また、気象庁は、南シナ海の熱帯低気圧が今後24時間以内に台風に発達する見込み、という情報を発表しました。台風になれば、今年最初の台風、ということにもなります。



台風に発達しても、大陸に進んですぐに形を崩すことになり、今の段階で日本への直接の影響はなさそうですが…



熱帯の非常に湿った空気が次第に梅雨前線に取り込まれ、その前線に伴う活発な雨雲で、また今週末頃に県内で雨がまとまってくる心配があります。度々の緊張感高まる雨の降り方には要注意、と心得ておきましょう。



あす11日(水)朝まで、中部東部ほど強い雨の心配があり、降り方次第では地盤の緩み、川や用水路の増水などにも要注意となります。朝の通勤通学の際は周りの様子などに十分気を付けて、安全第一の心掛けをお願いします。午後は雨は止むため、お帰りの際の傘の置き忘れにも、ご注意下さい。



当面は、梅雨らしくぐずつく天気の日々…木曜日の雨はにわか雨程度ですが、金曜日〜週末にかけては梅雨前線の活動が強まり、再び雨の量がまとまってくるおそれがあります。また、来週にかけては、ぐずつく天気でも最高気温が30度くらいにもなるなど、一段と蒸し暑さも増していきそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)


(06/10 19:42 山口放送)

TOP

Copyright(C)NNN(Nippon News Network)