■出征兵士の無事を祈り三坂神社に奉納された写真たち…返還に協力する高校生が神社を訪問(山口県)
山口市の三坂神社には戦時中、出征兵士の無事を祈り写真が奉納されました。
その写真を家族に返還する取り組みに協力する高校生が11日、初めて神社を訪れました。
三坂神社を訪れたのは防府商工高校の3年生です。
三坂神社は戦時中、「弾除け神社」と呼ばれ、出兵した兵士の家族などが無事を祈り全国各地から写真を奉納しました。
現在も1万4000枚神社には写真が残っていて、家族へ返還する取り組みが行われています。
防府商工高校では授業の一環でこの取り組みに生徒も協力していてきょうは、今年度、担当する生徒たちが初めて神社を訪れました。
(防府商工3年 中倉琴美さん)
「写真に込められた思いも伝わってくるなと思ったし」「代々返還活動を一生懸命やってきた宮司さんの思いというのも大切にして返還活動に励んでいきたいなと思った」
(三坂神社 江端希之宮司)
「生徒さんも本当に真剣な表情で(写真を)見ていただいて込められた思いというのが写真を通して伝わったんじゃないかなと思いました」
生徒らはまず、8月に宇部市役所で行われる写真の展示会で一人でも多くの人への返還を目指しSNSや回覧板の作成などをしていきたいとしています。
(06/11 20:03 山口放送)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)