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■米軍岩国基地にF35Bが無通告で展開　国｢配備機数は一時的に増加するものの運用機数に変更はないと認識｣(山口県)

ｱﾒﾘｶ軍岩国基地に市や県への事前通告なしに海兵隊のF35B部隊が展開した問題で､運用機数などの詳細を問い合わせた市や県に対し国はきょう一時的に｢配備機数｣は増加するものの｢運用機数｣に変更はないと認識しているとしました｡

きのう(12日)､防衛省の中谷大臣のもとを訪れた村岡知事や岩国市の福田市長｡

福田良彦市長
｢大きな運用の変化にも関わらず､国から市へ何ら事前に連絡がなく､その後も適切な情報提供がなされなかったことについて､遺憾と言わざるをえない｡｣

ｱﾒﾘｶ軍岩国基地に海兵隊のF35B戦闘機部隊が新たに展開したことについて､事前の通告がなかったことなど情報提供のあり方に苦言を呈しました｡

新たな部隊について国は先月｢あくまでも一時的な運用で機数の大きな変更はない｣などと説明｡市と県は今月3日｢運用機数の大きな変更はない｣とした回答の根拠や､一時的な運用の期間などについて改めて国に問い合わせていました｡

これについてきょう国は､期間や運用の詳細はｱﾒﾘｶ側の運用に関することで答えられないと回答｡そのうえで航空機の機数について､岩国基地に配備されている｢配備機数｣は一時的に増加すると考えられるものの､実際に運用されている｢運用機数｣に大きな変更はないとｱﾒﾘｶ側から説明を受けているとしました｡

運用機数が増加しないことへの具体的な根拠は示されませんでした｡

新たな部隊は通常6ｶ月で交代するﾛｰﾃｰｼｮﾝ部隊とされています｡岩国基地のﾛｰﾃｰｼｮﾝ部隊が2部隊になったことについては､これまでもほかの部隊の機種更新に伴い､一時的にﾛｰﾃｰｼｮﾝ部隊が展開されたことがあると説明｡

一時的な運用は追加配備には当たらないとしています｡

市は､県と連携して回答内容について検討し､詳細の再照会も含め来週以降に見解を示したいとしています｡

(06/13 19:34 山口放送)

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