■【山口天気 夕刊6/11】あす12日(木)も雨傘活躍…午後は一時強雨も 台風1号発生で週末にかけては一段と梅雨前線活発化のおそれ(山口県)
●梅雨前線が再び北上…あす12日(木)は雨傘活躍の一日で午後は強雨も
●台風1号発生 梅雨前線が週末にかけて一段と活発化へ
●週末は県内で警報級の大雨の可能性も
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県内は梅雨入りしてから毎日､雨傘が活躍する天気…きょう11日(水)も朝は広くぐずつく空模様でした｡昼を過ぎた頃になると､県内の雨は小康状態となりましたが､九州〜四国〜近畿や東日本方面にかけて､梅雨前線の雨雲が日本列島に沿うようにかかり続けています｡
あす12日(木)にかけては､いったん九州南岸まで南に離れていた梅雨前線が､再び少しずつ北上して県内に近づいてくる見込みです｡
このため､あす12日(木)も再び雨傘の出番…朝の通勤通学時間帯あたりから降ったり止んだりの空模様となり､午後ほど少し強く雨が降るﾀｲﾐﾝｸﾞもありそうです｡
また､南ｼﾅ海の熱帯低気圧が台風1号に発達してきました｡今年最初の台風発生で､台風1号の発生が6月以降にずれ込んだのは2016年以来9年ぶり､統計開始以来5番目に遅い台風の発生となりました｡
この台風､今後は大陸方面に進み､日本列島に向かう前には熱帯低気圧へと衰弱する見通しです｡
一方で熱帯の非常に湿った空気が日本付近の梅雨前線に送り込まれ､県内を含む西日本は広く､週末にかけては少なくとも毎日､雨が続いて､度々激しく降るおそれも｡そして積算雨量がかさんで地盤の緩みが進むおそれがあります｡
気象庁は､この週末にかけて､九州､そして県内も大雨警報発表の可能性がある､という情報を出しています｡週末に向けて､雨の降り方にはいっそう気を引き締めて過ごす心構えをお願いします｡
あす12日(木)夜が明ける頃から雨が降ったり止んだりで､お出かけには雨傘が活躍する天気が続きます｡午後ほど少々強い雨で､傘を差しても足元が濡れるほどになることもあるでしょう｡
これまでに少々雨量がまとまっている､県東部･柳井方面ほど､雨の降り方によっては地盤の緩みが少々進んで､大雨注意報が出てくる可能性もあります｡周りの様子の変化などにも気を付けながら､過ごしましょう｡
まだ当面､雨が降ったり止んだりの日々で､台風からの湿った空気の影響で梅雨前線の活動が一段と活発になることで､特に今週末､土曜日頃を中心に一段と雨の量がまとまり､場合により警報級の大雨となるおそれもあります｡しっかり緊張感を高めて､安全第一で過ごす心構えをお願いします｡
来週にかけては一段と蒸し暑さが増し､熱中症のﾘｽｸが高まることへの注意も必要です｡
（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）
(06/11 18:44 山口放送)
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