■【山口天気 夕刊6/12】週末に向けて防災意識を高めて…あす13日(金)は途切れ途切れの雨 土〜日曜は警報級の大雨のおそれ(山口県)
●あす13日(金)は途切れ途切れの雨
●今週末は台風などの影響で前線活動が活発化
●県内は土〜日曜と警報級の大雨のおそれも
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下関地方気象台は､きょう12日(木)､｢ｱｼﾞｻｲ開花｣を発表しました｡ｱｼﾞｻｲは､ｻｸﾗなどと同じく全国各地の気象台で開花の観測を行っていて､西､東日本の各地で続々と開花が発表される中で､下関では､おおむね例年通りの開花､ということになりました｡
そして､ｱｼﾞｻｲにはみずみずしさをもたらす梅雨らしい空模様が続いています｡特に九州方面では再び雨が激しく降っている所もあり､県内も､きょう12日(木)夕方頃から雨雲が大きく広がってきました｡
今夜は一時強い雨の時間がありそうです｡あす13日(金)は､雨雲は途切れ途切れになるものの､引き続き梅雨前線は九州を横切ることで､県内は度々雨雲が通過していきやすく､雨が降ったり止んだり…梅雨本番らしい天気が続きそうです｡それでもまだ､あす13日(金)のうちは､ｱｼﾞｻｲに潤いをもたらす比較的やさしい降り方の雨､と見込んでいます｡
気がかりなのが週末の雨の降り方です｡きのう11日(水)に発生した台風1号は､大陸に進んで勢力を落とすものの､台風が運ぶ湿った空気や､台湾付近を北上する別の熱帯低気圧により､週末にかけて梅雨前線の活動が一段と活発になっていきます｡
今週末､土曜日は県内で度々激しい雨となるおそれ｡気象台は､土〜日曜日にかけて､雨の降り方によっては警報級の大雨となる可能性がある､という情報を発表しています｡
週末は､災害の危険も迫る心配があることも踏まえて､安全第一の行動が取れるように､避難経路や周囲の状況の確認､こまめな最新情報ﾁｪｯｸなど､早めに防災意識を高めてお過ごし頂きたいと思います｡
あす13日(金)は降ったり止んだり…雨の止み間も多めではありますが､気まぐれな降り方には気を付けて､外出の際は雨具は常に持ち歩く心構えは､引き続きお願いします｡最高気温は山口や広瀬では25度に届く夏日の予想｡ｼﾞﾒｼﾞﾒ､少しﾑｼﾑｼした空気の一日です｡
今週末は度々激しい雨に見舞われ､雨の降り方によっては警報級となるおそれも｡洪水や土砂災害などの危険度が高まる可能性を踏まえて､緊張感､防災意識を高めて過ごす心構えをお願いします｡
来週は次第に夏の高気圧が南から勢力を拡大し､早くも真夏先取りの厳しい暑さとなってくるおそれ｡熱中症のﾘｽｸが高まることにも､十分お気を付け下さい｡
（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）
(06/12 19:18 山口放送)
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