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地域資源の有効活用を…山口の高校で野生鳥獣の肉「ジビエ」の調理実習(山口県)



地域資源を有効活用しようと野生鳥獣の肉=ジビエの調理実習が山口市の高校で行われました。

この日、使うのはイノシシのモモ肉。

これで「デミグラス煮込み」を作ります。

山口農業高校の調理実習には生活科学科と西市分校の3年生あわせて18人が参加しました。

ただ、ジビエ独特の匂いと硬さを取るには授業時間では足りないため防府市で洋食店を経営する中田佑輔さんが事前に白ワインや香味野菜と一緒に5〜6時間、煮込んでいます。

(中田佑輔さん)
「都会の有名どころのシェフは山口県のイノシシじゃないと作らないという人もいる」

県によると、ジビエ取扱量は年々増えていておととしは28トン。イノシシとシカに限ると捕獲数の14%あまりはジビエとして消費されているということです。実習ではメインのイノシシ肉のほか、キノコのガーリックソテーと、野菜スープを作りました。

(生徒は)
「めっちゃうまい」「柔らかさと舌ざわり・・・高級なお肉って感じがする」「しっかり・・・肉!って感じがして、おいしい」

講師を務めた中田佑輔さんはジビエはソースで煮込んでも、風味が残るのが特徴だと話していました。


(06/11 20:02 山口放送)

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