■「特定利用空港」に山口宇部空港指定で検討…指定で自衛隊の戦闘機や輸送機が離着陸訓練実施へ(山口県)
自衛隊が平時から民間空港を円滑に利用できるようにする「特定利用空港」について、国が山口宇部空港の指定を検討していることが分かりました。
県によりますと、国から去年10月に山口宇部空港を対象として検討しているとの説明があったということです。
特定利用空港は、近年の安全保障環境を踏まえ、自衛隊が平時から必要に応じて民間空港を円滑に利用できるようにするもので、ことし4月時点で全国11の空港が指定されています。
指定されれば、年に数回程度、自衛隊の戦闘機や輸送機が離着陸の訓練などを行うことが想定されています。
また駐機場などの空港施設を国が整備する場合もあります。
国の説明では、この指定は利用の円滑化を図るもので有事の際に攻撃の目標となる可能性は「高まるとはいえない」とし、アメリカ軍の利用も想定していないとしています。
宇部市は県に対し、「国の取り組みには協力していきたいが、市民生活への影響に十分配慮してほしい」などと意見を伝えていて、県は「適切に判断していく」としています。
(06/17 19:32 山口放送)
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