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「訴訟費用だけで695万円以上」牛舎建設裁判 市長が控訴取り下げない考え(熊本県)



牛舎の建設をめぐり、阿蘇市が農業組合法人に支払った損害賠償金を当時の佐藤義興市長に支払わせるよう求めた裁判について3月に就任した松嶋和子市長は控訴を取り下げない考えを明らかにしました。



熊本地裁は去年9月、阿蘇市に対し約8300万円の支払いを佐藤元市長に求めるよう命じましたが、阿蘇市は判決を不服として福岡高裁に控訴しています。


その後、市議会では控訴を取り下げる議案が可決していましたが、28日の全員協議会で松嶋市長は「控訴審に関わる訴訟費用だけで695万円以上を支出していて、高裁の判断を仰ぐべきと考える市民も多い」と説明しました。その上で控訴を取り下げず、福岡高裁の判決を待つ考えを示しました。

■阿蘇市・松嶋和子市長
「公平性を図る、納得を得られる形にするということが大事であると考えておりますので、私の責任と判断でこのような形をとらせていただきました」


(04/29 19:21 熊本県民テレビ)

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