■鹿本高校サッカー部落雷事故受け再発防止策公表 チェックリストなど盛り込む(熊本県)
山鹿市の県立鹿本高校のサッカー部員が雷に打たれた事故を受けて、熊本県教育委員会が再発防止策を公表しました。
この事故は去年4月、宮崎市のグラウンドに雷が落ち、鹿本高校サッカー部の部員など18人が搬送されたものです。このうち1人が意識不明の重体となり、高校を卒業した今も入院しています。
調査委員会は5月、事故当時は雷注意報が出ていたものの雷鳴も雨もなく、監督らは雨雲レーダーを見ていた一方、雷の予報に特化したアプリなどは チェックしていなかったとする報告書を取りまとめました。
これを受けて熊本県教育委員会は、落雷に備えるためのチェックリストなどを盛り込んだ再発防止策を公表しました。チェックリストは、指導者向けのほか、ひらがな表記の幼児向けまで4種類あり、QRコードからは雷雲などの分布が一目でわかる気象庁のサイトにアクセスできます。また、県立学校の教職員や児童生徒への研修に加え、学校ごとに設ける危機管理マニュアルの見直しを義務付けました。
再発防止策は、県教育委員会のホームページなどから見ることができます。
(06/11 19:39 熊本県民テレビ)
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