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【危険】高速道路の逆走 原因になりかねない県内の「交差点」を取材(熊本県)



東北自動車道で起きた逆走車による多重事故。逆走の原因につながりかねない県内の交差点を取材しました。


4月26日に栃木県の東北自動車道で起きた多重事故。逆走した車が対向車と正面衝突するなど、3人が亡くなり10人がけがをしました。

なぜ逆走が起きたのか。逆走した車は、現場から約3キロ離れたインターチェンジの「出口」から高速道路に進入したとみられます。この交差点は高速道路と一般道路が同じ高さでまじわる「平面交差」となっています。JAFでは「平面交差」の特徴について次のように指摘します。


■JAF熊本支部・松永教裕さん
「平面交差になりますと高速への出口と入り口が両方ありますので分かりづらくなる。そして間違って(不法)進入してしまって逆走につながる可能性があります」


この平面交差は、県内にも。人吉市の九州自動車道人吉球磨スマートインターチェンジです。出入り口の道路を見てみると、高速道から一般道へ出る車線は「緑」、一般道から高速道に入る車線は「赤」と路面が色分けされています。逆走を防ぐため、進入禁止の標識やポールも設置されています。

一方で、このような平面交差も。

■洲ア湧貴記者
「城南スマートインターチェンジの入り口です。手前の道に右折すると逆走したまま高速道路に進入することになります」


熊本市南区の城南スマートインターチェンジでは、九州自動車道の入り口と出口が隣り合っています。入り口側の路面の一部に薄い「緑」の塗装が確認できますが、標識を見落とせば誤って出口に進入してしまう可能性も…。取材中も、進入する入口を迷う車も見られました。

■JAF熊本支部・松永教裕さん
「以前は高速の平面交差はあまりなかったんですけど、最近スマートICが増えてきて熊本県内でも平面交差が使われている入り口、出口がありますので、そういった所ではしっかり速度を落として周りの標識をしっかり確認してもらって進行方向を確認して通過してもらえたらと思います」


(04/29 19:04 熊本県民テレビ)

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