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被害総額1億5200万円超 道仁会系関与の詐欺事件で被害者22人が組会長を提訴(熊本県)



3年前、道仁会系組員が関与した合計1億5200万円あまりをだまし取った詐欺事件をめぐり、被害者22人が1日、道仁会の会長らに訴えを起こしました。


指定暴力団・道仁会の会長らを訴えたのは、2022年に詐欺の被害を受けた県外の男女22人です。この特殊詐欺事件では、東京や北海道、新潟県などの28人から1億5200万円あまりをだまし取ったとして、当時19歳だった熊本市の道仁会系組員の男(22)が逮捕・起訴され、懲役9年の判決が確定しています。

記者会見を開いた被害者の弁護団によりますと、裁判は道仁会の会長や前の会長ら4人に慰謝料や被害金計1億6000万円あまりの賠償を求めるもので、暴力団対策法に基づき指定暴力団の代表者に責任を問う裁判は県内で初めてだということです。

■被害者弁護団・北野誠団長
「暴力団の資金源に与えることにより、今後の特殊詐欺事案その他詐欺事案に対する抑止的効果があると考えております」

提訴を受けて、熊本県警と福岡県警は道仁会の幹部4人に原告側を妨害する行為をしないよう命じました。


(05/01 19:14 熊本県民テレビ)

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