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うわさを信じて日本への旅行を控える人も?香港航空が熊本線の夏ダイヤ全便を欠航(熊本県)



香港航空が7月から熊本・香港線の夏ダイヤ全便を欠航することがわかりました。

熊本県によりますと12日、香港航空から「7月から10月25日までの夏ダイヤ期間中の全便を欠航する」と連絡を受けたということです。香港航空は、熊本地震や新型コロナの影響による運休を経て、おととし12月から熊本線を再開し、週4便運航しています。

理由について香港航空は、「トランプ関税の影響で香港の経済状況が悪化し、日本への旅行需要が減少したことに伴い欠航にした」としています。10月27日以降の冬ダイヤについては、現在検討中だということです。

【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
香港から熊本を訪れる観光客はどのくらいいるのでしょうか?

(永島由菜キャスター)
去年、県内の宿泊施設に泊まった香港からの観光客は14万2840人で、台湾、韓国に次いで多い数です。

(緒方太郎キャスター)
それだけに夏ダイヤの全便欠航は痛いですよね。

(永島由菜キャスター)
さらに香港航空は、隣の鹿児島線でも夏ダイヤを全便欠航。名古屋線は9月と10月の全便欠航を決めています。

一方、今回の動きとは別に、香港にある熊本香港事務所に聞きますと、香港では「日本に大地震が起きる」といううわさを信じて日本への旅行を控える人が多いのではという見解も示しています。これに対し観光庁は、「日時などを特定した地震の予知は不可能。根拠のないうわさに惑わされず、行動してほしい」としています。

(緒方太郎キャスター)
SNSの普及で、根拠のないうわさは私たちの想像を超えるスピードで広まります。うわさを広めるエネルギーを身の回りの備えに向けたいものです。

(06/13 21:30 熊本県民テレビ)

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